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スーパーGT 第3戦 タイ BURIRAM スーパーGT レース公式練習

2015/06/21

 



 

■タイ王国に到着!

スーパーGT 第3戦「BURIRAM SUPER GT RACE」は6月20日(土曜日)、タイ王国のブリーラム県にある「Chang International Circuit」(チャン・インターナショナル・サーキット)で開催されました。昨年は10月初旬に開催されたタイ・ラウンド。しかし今年は、夏本番でのレースとなりました。 マシン5月の下旬に日本から船で旅立ち、各チームはこれを現地でピックアップ。しかしシンティアム・アップル・ロータスには、現地で「エンジン脱着」という作業が待ち構えていました。 これは開幕戦・第2戦ともにチームを悩まし続けたエンジンスターター周辺パーツの改良版を組み付けるためでした。というのもエンジニアたちは、新たなアイデアを盛り込むためにギリギリまでこの問題に取り組み、一部の部品はハンドキャリーでスタッフが持ち込むという状況だったのです。 ピットの設営が終わると、翌日の作業に備えマシンからはエンジンが降ろされ、木曜日の作業は終了。金曜日目にはエンジンを供給するnismoの専門スタッフと共に、対策パーツを組み付け、昼過ぎにはエンジンが始動。夕方の公式車検までにはアライメント等も含め、全ての作業が完了しました。

■SGTーEVORA、プラクティスで素晴らしいタイムを記録!

予選日の公式練習走行では気温が32度。対して路面温度は45度という暑さ。現地スタッフによれば、それは「痛いくらいの日差し」でした。 まずステアリングを握ったのは、エースである加藤寛規選手。タイムもいきなり1分35秒420を記録し、総合でも4番手と、上々な滑り出しでした。 ここからスタビライザーなど足周りの微調整と、水温対策用にボンネットダクトの拡張などを行い、再びコースイン。加藤選手はベースセッティングの構築に努めました。 また高橋選手も計10周を走行し、最後は加藤選手がニュータイヤでアタック。このときマークした1分34秒696は総合5番手をマークするという、これまでの走りからは考えられないほど素晴らしい内容となりました。  また高橋選手も1分36秒053までタイムを向上。着実にSGTエヴォーラでのマイレージを稼いで行きました。

2015.06.20