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F1 イタリア GP レースレポート

2012/09/11

Even The Bad Times Are Good ‐キミ5位、ジェローム13位

アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァのイタリアグランプリでは、熱戦の高速レース終了後、キミは見事5位入賞を果たし、ドライバーズチャンピオンシップでは3位に順位を上げた。キミは今回、2位のルイス・ハミルトンに僅か1ポイント差に迫ったが、チームはコンストラクターズチャンピオンシップで4位に順位を落とすこととなった。ジェローム・ダンブロジオは、レースの大部分でKERSを欠いていたにも関わらず、13位でレースを終え、チームに鮮烈なレースデビューを印象づけた。

・キミはピレリのユーズドミディアムタイヤでスタートし、17周目でピットストップを行い新品のハードタイヤに交換した。

・ジェロームは、新品のハードタイヤでスタートし、27周目でピットストップを行い、新品のミディアムタイヤに交換した。

・ジェロームのピットストップは2.44秒で、チームの最速ピットストップタイムをたたき出した。

 

キミ・ライコネン: 5位 
「ドライバーズチャンピオンシップで3位になったのは良かったけれど、フェルナンド・アロンソにポイント差を広げられたのは理想的とは言えない。厳しい週末だった。僕らはストレートラインでは遅すぎて、他の車を抑えるのがとても難しかったし、DRSを使っても前の車をオーバーテイクするのは難しかった。1ストップ戦略を採ったけれど、タイヤは良かった。今回のレースは6位か7位に入れれば良いと思っていたので、5位は今週末僕らが成し遂げられた最高の出来だと思う。」


ジェローム・ダンブロジオ:13位  
「今日は僕にとってかなり長く厳しいレースだった。6周目でKERSを失った後は、ずっとタフな展開だった。1周につき0.5秒の差が出てくることになるからね。スタートはうまく行ったし、ダニエル・リチャルドとニコ・ロズベルグと戦っていたけれど、エクストラブースト(KERS)を失った後はついて行くことができず、後退してしまった。ミディアムタイヤを装着した最終スティントは、クリーンエアーを走れたので良かったし、あまりミスをすることもなかったので、もう少し運が良ければ、もう少し良い結果が得られたかもしれない。僕の一番の目標は、レースをフィニッシュすることだったし、それを達成できたので、全体としてはそれほど悪くはなかった。車に戻れて最高だった。それもこんなに素晴らしいチームと一緒にね。今週末は多くのことを学べたよ。」


エリック・ブーリエ チーム代表
「今週末については、これ以上良い結果は期待できなかったと思う。シーズン終了時に、チャンピオンシップで良い位置を占める鍵は、厳しい週末でも、常にポイントを獲得することだ。今日のキミは、われわれの求めることをしっかりとやってくれたし、ランキングで3位に立てて、正当に報われたと思う。残り7戦で、両チャンピオンシップで前を行くチームやドライバーに対して、まだ接戦を繰り広げられると思う。ジェロームは厳しい状況に陥りながらも素晴らしい仕事をした。KERSの問題が無ければ、彼はポイントを得られたに違いないと確信している。次回のシンガポール以降は、サーキットのレイアウトやアップデートの導入によって、われわれチームはさらに競争力を増すと楽観している。つまり、すべてのレースでもっとポイントを稼ぐことができるだろう。」

2012.09.11