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F1 日本GP プレビュー

2012/10/02

毎週末が巻き返すチャンス!

シンガポールはロータスF1チームにとって厳しい週末となったが、プラクティス中に発見したパフォーマンスの問題を克服するために、十分な評価研究が行われた。日本へと移動し、チームは巻き返しに掛っている。鈴鹿は、コーナリングスピードも多様で、ロータスE20に適した非常に高速のターンのあるサーキットだ。
パフォーマンスの上下は、F1のこのコースでは完全に標準的で、これまで2012年シーズンに見られたジェットコースター並みの上下はない。
これまで14戦が行われ、ロータスF1チームは、フェラーリにチャンピオンシップで僅かにリードを許す結果となっている。テクニカル・ディレクターのジェームズ・アリソンは、確信を込めて「われわれは幸運にも、残りのレースに向けて車を改良する多くの要素に恵まれている」と言う。
現在の目標は、チャンピオンシップでフェラーリを越えることであり、キミが上位との差を縮められるように後押しすることだ。



キミ・ライコネン

「僕たちの車にスピードがあるのはわかっているし、常にその力を最大 にするのに適したセットアップを見つけるだけだ。
鈴鹿は良いサーキットだし、とても速いサーキットの一つだ。素晴らしい オーバーテイクのチャンスもある。僕にとって最高のトラックは、長いスト レートとレースを戦うためのスペースの多いシャープなコーナーのあると ころだ。2005年、僕は鈴鹿で最高の勝利を勝ち取った。グリッド最後尾 近くからスタートして、最終ラップではリードを奪ったんだ。」

 

 

 

ロメイン・グロージャン

「鈴鹿でレースをしたのは一度きりだけど、あそこは大好きだ。だから、また戻れるのは本当に楽しみだ。それに、とても大事なことだけれど、日本のファンには本当に凄いんだ。トラック周辺の雰囲気は特別だ。鈴鹿では要求されるものが多いし、車の弱点が露呈されるような場所だから、完璧に働かせられるようなセットアップをしなければならない。運も必要な場所だと思う。日本では運に恵まれて何もかもうまく行くよう願っている。

 

 

 

 

エリック・ブーリエ

「ロメインもキミも鈴鹿サーキットを楽しんでいる。だから、われわれは皆が、レースの週末を楽しみにしている。 われわれの「デバイス」を含め、いくつか期待できるアップデートを持ち込んでいる。トラックはわれわれの車に合っていると思うし、技術的な問題や不安定な天気もなく、レースが穏やかなものになるのを願っている。」

 

 

 数字で見る鈴鹿
3.5 :ターン15で2秒間にかかるGの最高値
10 : 1ラップにおけるブレーキング(%)
40 : 1ラップにおけるストレートの割合(%)
49 : 1ラップで行うギアチェンジ
65 :コース最低のターン11での最高速度(kmh)
69 :ラップ中フルスロットルで走る区間 (%)
320 :コース最速のターン15での最高速度(kmh)
320 :トップスピード(kmh)
700 :スタートラインから1コーナーへの距離(m)
1200:ターン14とターン16の間での最長のフルスロットル区間(m)

 

トラックについて
ターン1
ターン1はやや登りではあるがほぼフラットだ。低速のターン2につながる高速ターンである。
ターン3から6(S字カーブ)
この連続ターンでは、絶えず方向を変えるために、バランスの良い車でスピードを維持しつつ、アンダーステアを最低限にする必要がある。
ターン8と9(デグナーカーブ)
デグナーは、2か所の難しいカーブからなる。1つめのカーブは短く狭い。内側に縁石があるため、慎重なアプローチが必要だ。ドライバーは接触を避けつつ出来るだけ縁石に接近しなければならない。
ターン13と14(スプーンカーブ)
スプーンカーブはターン13と14からなる。
ここではアンダーステアによりスピードを落とすことになるため、最低限に抑える必要がある。続くストレートに向けて出口ではスピードが欠かせない。
ターン15 (130R)
130Rは、高速コーナーだが、車が燃料で重い場合には難しさが増す。
ターン16
ターン16はサーキットのレイアウト中、最もオーバーテイクのチャンスのある場所だ。このサーキットでは、DRSの効果が他に比べ落ちるといえる。

2012.10.02