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LOTUS CUP JAPAN 2016 第1戦(特別戦)レポート

2016/04/19

WT1_9402開幕戦はロータス車の祭典、「JAPAN LOTUS DAY 2016」内で開催されるエキシビション。開幕戦の富士にはクラス1が11台、クラス2が2台、クラス3が2台と、合計15台のエントリーが顔を揃えた。 シリーズポイントには加算されないものの、最終ランキングで同ポイントとなった場合、開幕戦での順位によって最終結果が決まる。そのため、各クルーにとっては気の抜けない一戦となりそうだ。

SPN_0855あいにくの雨となった予選は午前9時10分にスタート。横殴りの雨粒がコースに激しく叩き付ける中、加藤寛規がただひとり2分20秒を切る、2’18.632を記録。その後方には長谷川憲幸が2’21.049、山田弘樹が2’23.475のタイムで続く。しかし、雨脚はさらに強くなり、各セクションで川が流れるほどの危険なコンディションを受けて、予選10分を過ぎた段階で赤旗を提示。そのまま予選は終了となった。

予選首位は、賞典外として参戦する加藤。クラス1トップタイムを記録したのは「かなり厳しいコンディションだったので、無事に戻ることだけを考えていました」と、振り返った長谷川。以下、山田、大澤明仁、荒田良治のオーダーで続く。クラス2は飯田敏雄、クラス3は秋葉有一がそろぞれトップで予選を終えている。

WT1_9735午前11時から10周で予定されていたLOTUS Cup Japanの決勝レースは、風雨が依然として強さを増していることから、キャンセルを決定。決勝レースの枠を使って、追い越しのないフリー走行が行われた。次戦、第2戦は6月26日に富士スピードウェイにおいて「富士チャンピオンレース」の一環として開催される。

 

 

 

クラス1  予選1位(賞典外)   #2 加藤 寛規  総評

WT2_0072予選が始まるまではそれほど雨も強くなかったんですが、セッションがスタートすると風も強くなり、かなり厳しいコンディションになってしまいました。特に風に関してはストレートで真っ直ぐ走れないほどでした。それでも皆さんが安全に走行できたのは良かったです。今シーズンは台数も増えて、去年から出ていた方もレベルアップしています。接戦が多くなりそうな予感がしますね。僕も頑張らないと、すぐに抜かれてしまう状況ですし(笑)、一生懸命練習してレースに挑みたいと思います。

 

Class 1  予選2位 #8 長谷川憲幸
このようなコンディションを、レース前に経験できていたのが大きかったです。雨が降った場合に注意すべきポイントが分っていたで、無理もしませんでした。昨日はドライで走ったんですが、トップとは3秒以上も離れていました。コンディション変化への対応もまだまだですし、ツインリンクもてぎも走ったことがありません。今シーズンは学びの1年にしたいですね。

Class 1  予選3位 #3 山田弘樹
かなり激しく雨が降っていて、ストレートでもハイドロプレーニングが起こるような状況でした。それもあって、今日はすぐにピットに戻って、アタックはしませんでした。このような状況でしたが、ウェットレースでの傾向はつかめたと思います。それにしても、加藤選手は「さすが!」と言いたくなるようなタイムですね。彼のようなプロの走りを、後ろからお手本にできるのがLOTUS Cup Japanの醍醐味だと思っています。

Class 1  予選4位   #35 大澤明仁
雨脚が強くなると予想していたので、予選では最初に出て行きました。先頭で轍がなかったので、川ができている所はかなり怖かったです。ストレートも240km/hくらいになると、恐怖心がでてきてしまって、アクセルを抜いてしまいました。今年はクルマの状態も良く仕上がっているので、しっかり走れれば、ドライでもウェットでも良いポジションを狙えると思っています。

Class 2  予選1位 #47 飯田敏雄
ほんとうに滑りやすいコンディションでしたが、ドライビングは楽しめました。雨の日もレースはありますし、貴重なウェットで走れる機会なので、頑張りました。私はエリーゼで参戦しているので、幌を上げて走らなければならなりません。このようなコンディションだと、かなりキツかったです(笑)。今シーズンは楽しく走ることが目標です。

Class 3   予選1位 #16 秋葉有一
予選では、豪雨の中、幌を外して走らなければなりませんので、アタックは1周だけと決めていました。
コースコンディションの変化と、少しミスもありましたので納得のタイムではありませんが、欲張らずに予選を終えることとしました。

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WT2_0004 SPN_1336

2016.04.19