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F1 2014 カナダGP レースレポート

2014/06/10

モントリオールレースでロータスF1両ドライバーがリタイヤを喫したことで、ロータスF1チームは不本意なカナダGPに落胆させられることとなった。


ロータスF1チームの心温まる健闘にも関わらず、70周が終了する前にロータスF1チーム両ドライバーがリタイヤせざるを得なかったため、2014年カナダグランプリは、ブラックとゴールドを纏ったチームの望み通りの展開とはならなかった。

パストールは17位からスタートし、8位にまで躍進したが、パワーユニットのトラブルを克服できず、21周でリタイヤするほかなかった。14位からスタートしたロメインは、パストールよりはましな展開となったものの、リアウィングにダメージを受け、レースを切り上げることになり、59周でリタイヤとなった。

ロメイン・グロージャンリタイヤ E22-03:
「今日はペース面であまり良くなかったけれど、今後の見通しとしてはポジティブな面もあった。ルノースポールF1チームがレースで勝つところが見られたので、目標を得ることができた。特に、ルノーが得意とするサーキットとされていないところでの勝利だからね。ダニエル、優勝おめでとう。ガレージで見ていたよ。僕の車はリアウィングが壊れて、危険な状況に賭けるよりも、リタイヤするのが安全だと判断した。まだたくさんやるべき仕事がある。帰って問題を把握し、次のレースにはより強くなって戻ってくるつもりだ。」 

パストール・マルドナド リタイヤ E22-01:
「昨日と同様のトラブルが起きて、パワーを大幅に失ってしまった。レースがうまく運んでいただけに残念だ。僕らには素晴らしいペースがあった。正直、車には驚かされた。戦略もうまく行っていた。他の車がすべて2ストップを予定していたなかで、1ストップを予定していたので、今日はとても強かったし、ストップしていなくても、他のチームと同じような速さがあった。何が起きたのか正確に調査して、問題を解決
するために努力しなければならない。僕らに競争力があることを示すことができた。」 

フェデリコ・ガスタルディ
副チーム代表:「今日は素晴らしいF1レースが見られた。ダニエル・リカルドには初勝利おめでとうと言わなければならないね。我々にとっては、最高の時とはならなかった。パストールは優れた戦略で強い走りをしていたので、ポイント圏内でフィニッシュできるはずだった。彼はレース開始時からパワーユニットに関する問題を抱えていたため、最終的にリタイヤせざるを得なかった。関係者全員にとってフラストレーシ
ョンのたまる結果となったが、今後こうした問題を一掃できるよう、出来る限りすべてのことをやって行きたい。ロメインはタフなレースの中、常にプッシュし続けたが、リアウィングのトラブルがあった。繰り返しとなるが、理想的ではなかったが、原因を究明して修正しなければならない。オーストリアを前にして、この2週間忙しくなるだろう。」 

チームはもう、6月22日にオーストリアで開催される次戦を睨んでいる。

2014.06.10