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ロータスカップ・ジャパン2009開幕戦

今年で3年目を迎えるロータス・カップ・ジャパン2009シリーズ・第1戦が、5月10日、ツインリンク茂木・東コースにて開催されました。

今年から新たなカテゴリーとして2-eleven・cupも開催される事となり、2カテゴリーで争われる事となったロータス・カップ・ジャパンですが、我がチームLCIの今年の参戦体制はというと・・・ 今までのElise・S・cupに加え、2-eleven・cupにも参戦決定!! となりました。

さて、LCI号となる2-elevenですが、開催日の約10日前に東京ロータスセンターに到着。
GWを挟む為時間も少なく、加えて2009シリーズElise S クラス、レギュレーション変更の為のロールバー等の追加作業もあり、いつもの如く? バタバタモードでの茂木入りとなりました。

さぁ、注目の開幕戦ドライバーは・・・ 2-elevenにGT300クラス・紫電のドライバー、加藤 寛規選手。 
シェイクダウンで驚きのポテンシャルを発揮した2-eleven cup car、
加藤選手のドライブでどんなタイムが出るのでしょうか。 そしてElise Sには、東京ロータスセンターのスタッフがドライブする事になり、LCI号としては初の白いゼッケンサークルでの参戦となります。

ゼッケン25号車、チーム・アドバンからも2-elevenとElise Sが参戦。
2-elevenクラスには、ロータス・カップ・ジャパン常連?の、荒 聖治選手が参戦。
また、Elise S LCI号で参戦された、大井 貴之選手がゼッケン8号車をドライブします。
そしてElise Sクラスには、F4東日本シリーズで活躍中の土屋 祐輔選手が参戦です。

加藤選手はレース前日の練習走行に参加。走行枠は30分×3本あったのですが、時間の都合上1本のみの走行となりました。 勿論、データが無いので基本セッテイングにてコースイン。Elise Sのコースレコードを約7秒上回る1′36″台で周回を重ねていきます。

1度、内圧を確認したのみで周回を重ねていきますが、10周目の最終コーナーを立ち上がったメインストレートをサインガード寄りに、スローダウンして走行してきた加藤選手。??? ・・・エンジン音がおかしい! 無論、次の周でピットイン。1気筒死んでいる様子・・走行時間残り10分も無いので、ここで終える形となってしまいました。

この後の加藤選手の走行は無いのでエンジンを点検してみると、インテークバルブが1本・・・無い。 なんとか明日の本番に間に合わせようと試行錯誤。 スペアエンジンも無く結局、2-elevenクラス・ゼッケン1号車の第1戦はここで幕を閉じてしまいます。 ですがここで急遽予定変更! 白いゼッケンサークルのElise Sですが、いつもの黄色に張り替えて、加藤選手にドライブしていただく事となりました。

レース当日、2-elevenクラスの予選が始まりました。 昨日のスポーツ走行を3本共走り、セットアップも順調?に進めた荒選手は、1′33″をマークし予選トップ。大井選手は、練習走行無しのぶっつけ本番での予選でしたので、1′35″で終えます。

加藤選手はいきなり予選という形ですが、2008シリーズ最終戦に乗っていただいたゼッケン10号車を元にリセッテイングした状態でコースインします。 いきなり43″台をマークし、トップとなります。結局3周目にマークした1′43″235が予選ベストとなり、残り2周程クールダウン走行をして予選終了となります。

結果、43″台は2008シリーズチャンピオンの篠原選手のみで、3番手に44″134で土屋選手となり、一般のエントラント勢は全員2秒内に収まる大混戦状態。 戻ってきた加藤選手は、「いや~、前回に比べて思ったより乗りやすく感じる。でも、もうちょっとここ変えてみよう」と、決勝に向けセッテイングを変更します。

さて、そんなこんなで2-elevenクラスの決勝がスタートする時間になりました。勿論、2-eleven-LCI号の出走は無く、すぐ後にElise Sクラスのスタートが控えている為、2-elevenクラス決勝レースは観戦できませんでしたが、スタート直後に飛び出した荒選手、これに続いて大井選手の両選手が3番手以降を大きく引き離し、大井選手よりもマシン慣れしている荒選手、ぶっちぎりのレースとなりました。

加藤選手が出走していたら、荒選手とのバトルもあったのかなぁ・・と、若干切なくなりましたがそんな暇もなく、Elise Sクラスのスタート前点検が始まり、すぐさまコースインの時間となってしまいました。

加藤選手は8番グリッド、土屋選手は9番グリッドから、決勝レーススタートです!
スタートから飛び出した3号車若林選手が先行、1コーナーへと飛び込んで行きます。
1周目を終えて2周目のコントロールラインを通過した時点で、2号車・3号車・21号車・1号車と、加藤選手はポジションを4番手にまで上げてきました。25号車・土屋選手はポジションを1つアップし慎重に前に出ていきます。

加藤選手は1周ごとにポジションを1つずつ上げていき、5周目には先頭を走る2号車・篠原選手にテールtoノーズ。6・7周目、篠原選手と見ごたえのあるバトルを繰り広げ、レースを盛り上げます。 7周目で篠原選手をオーバーテイク、トップに立った加藤選手は2番手との距離をじわじわと開けていき、そのままチェッカー! 続いて2・21・25・3号車とチェッカーを受けます。

レースを終え、戻ってきた加藤選手は 「いや~面白かったぁ、5周目には2番手にまで上がれたから、今回は勝ちに行きました。(笑) 篠原選手、速いね。マナーもいいから、接近戦になっても、安心してバトルすることができたよ。」 と笑顔。2-elevenが出走できなくなり、一時はどうなることやらと思いましたが、よかった・よかった。

Lotus Cup 2009シリーズ、チームLCIの第1戦は、2-elevenが残念な結果となってしまいましたが、次はLotus Cup Japan初の開催となる鈴鹿サーキットです。
鈴鹿を走った事が無いというエントラントもいる中、どんなレースになるのか楽しみですが・・・次まで1ヶ月も無いし、まずは帰ったらエンジン直さないと・・・。

それではまた、鈴鹿でお会いしましょう!

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