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FSW シェイクダウン

早いものでロータス・カップ・ジャパンも2シーズンを終え、3年目のシーズンを迎える2009年は2-Elevenでのワンメイクレースも加え、2カテゴリにて開催されることとなりました。 

先日行われたEVORA発表会の会場で紹介された2-eleven・cup・car。
ノーマルElise・Sをベースに、L.C.J.A.によって認定パーツを装着したElise・S・Cup・Carに対し、LOTUS・SPORTからトラック用としてリリースされる
2-eleven・cup・carは、ナンバーが登録できない、レース専用車輌となります。

発表会終了後、ロータス・カップ・ジャパン・アソシエィション(L.C.J.A.)に託されその翌日17日。 富士スピード・ウェイに持ち込まれ、マシンテストも兼ねた、シェイクダウンが行われたのです。

日本初上陸を果たした2-eleven・Cup・Carのポテンシャルはいかがなものか? という事で、L.C.J.Aの皆様のお邪魔にならない程度に?見学しに行ってきました。

御殿場インターで降り、路肩に残った雪を横目に富士入りし、ピットのモニターに映し出された各マシンの時計を見てみると、次元の違う数字がチラホラ・・・。 
走行会仕様のマシンの中に、S耐やGT300クラスのマシンが混走する4時間の走行会の中、2-elevenのタイムは?・・・ なんと2分フラット!!! 

NA仕様の192ps、しかもシェイクダウンの段階でこのタイムは正直驚きでした。 
で、ドライバーはというとスーパーGTにも参戦経験のある、山路 慎一選手。 
やはりプロドライバー、納得の走りでした。

この日は取材も兼ねており、各メディアの試乗や、ロータス・カップ・ジャパン2008シリーズチャンピオンの篠原さんや、ロードレーサーとして有名な伊藤 真一さんもテストに参加されており、皆さん2-eleven・Cup・Carのポテンシャルにはかなり驚かれたようで、篠原選手は「初めてLotus 340Rを運転した時と同じ衝撃だよ!」 と、かなり興奮ぎみにコメントされていました。

時間も残り少なくなってきたところで、山路選手が再度コースイン。ラップを重ねていきますが、ここでベストラップを更新! 1′58″台と、2分を切ってきました。

テストということもあって、ダンパーなどには一切触れず内圧のみチェック。
山路選手曰く「内圧や路面温度によって、こんなに車の動きが変わるなんてまるでフォーミュラーカーだね。 ダンパーとか車高をいじっても、コンマ何秒かの違いだよ。勿論レースとなれば重要だけどね。」

シェイクダウンとはいえ、これだけのポテンシャルを発揮した2-Eleven・Cup・Car。
この時点で日本に輸入された車輌はこの1台のみです。実際の車輌は、L.C.J.A.によってモータースポーツ規定やレギュレーションに合致させる為に改良されてくることでしょう。

最後に山路選手は、「やっぱり車が軽いってすごいよね、この車でレベルの高いドライバー同士のレースとなれば、富士だったら57秒台のバトルになるだろうね、楽しみだなぁ。」

パワー・車重・Sタイヤと、Elise・S・Cupのスペックを上回る2-Eleven・Cupは、
サーキットでのスピードレンジも上回り、その分上級者向けと思われるかもしれませんが、Elise・S・Cupと同じくドライビングの基本を学ぶには、最適のパッケージングといえるでしょう。

今年のロータス・カップ・ジャパン初戦は5月となります。
2カテゴリーとなり、争われるサーキットも新たに増える予定となっておりますのでますます盛り上がる事でしょう。 

ご興味のある方は是非是非、お気軽にL.C.J.A.までお問い合わせくださいね!

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