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ロータスカップ・ジャパン第2戦

またまた行ってきました、ロータスカップジャパン第2戦!

第2戦のコースはツインリンクモテギ、フルコースです。そして今回のLCI号のゲストドライバーは、「乗れて」「書ける」モータージャーナリスト兼、レーシンドライバーの桂 伸一さんです。桂さんは、ローバーエンジン時代からElise に注目し、まだ2台しか製作されていなかったExige 240Rも、現地イギリスにて試乗レポートをされた経験も持っており、つい先日、このElise S CUP Carも試乗レポートされたばかりでした。

さて、今回も,決勝前日の土曜日に練習走行があり、天気は曇天。桂選手もこの練習走行に参加、Elise.S の感触をつかみながら、ダンパーやタイヤの空気圧などのセッティングを出していきます。

1本目の走行を終えたところで、練習用から本番用のタイヤに交換し、2本目の走行。時折、小雨も落ち気温も上がりませんでしたが、一通りのセッティングを出し終了。この後、あちらこちらで各エントラント同士の情報交換で盛り上がります。プロドライバーにコース攻略法を伝授されるドライバーも居て、第1戦よりもいい雰囲気になってきた感じでした。

明けて翌日、朝は昨日の天気を引きずり曇天でしたが、車検、ブリーフィングを終え、予選が近づくにつれ、雲は徐々にとれ、気温も上がってきました。
3番手にてコースイン! アタックに入ります。なかなか25秒が切れず、結果は2′25″170で2位。予選1位はチーム・アドバン・ロータスのゲストドライバー、田中 哲也選手。さすがはスーパーGTドライバー、ぶっちぎりの24秒台は田中選手ただ1人でした。

予選からもどってきた桂選手は「やられたぁ」と苦笑い…。
先日の練習走行で、桂選手は田中選手に、LCI号のタイヤ空気圧をアドバイス。それをヒントに田中選手は、空気圧のベストセッティングを出したようで、そこから24秒台に入るようになったとか…。ですがそこはギブ・アンド・テイク、この空気圧を田中選手よりアドバイスして頂き、そしてブレーキのタッチがプアになった為、決勝前ですが思い切って新品のパットに交換し、決勝レースに挑みます。

決勝レース前のブリーフィングでは、各ドライバーの自己紹介や、田中選手のコース攻略法のお話があったりと、ロータスカップジャパンならではの演出がありました。

そして天気は晴天、まさに夏って感じです。せっかく田中選手に空気圧のアドバイスをいただいたのに、この気温では空気圧の上がり方が予選までとは全く変わってしまいます。気温や路面温度を想定し再セット、コースインします。

フロントローを形成した、田中選手・桂選手は章典外ドライバーの為、最後尾スタート。1番・2番グリッドは空席、しかも最後尾からさらに1グリッド空けられてしまい、16番グリッドからのスタートです。

「なんで最後尾スタートなんだよぉ~」ブツブツと、大人げない桂選手をよそに、いよいよ決勝シグナル・フラッグアウト! スタートから飛び出したピストン西澤選手を先頭に、桂選手は5台が接近する第2グループまで順位をあげます。

前半を折り返した6周目にレースは動きます。先頭のピストン西澤選手は、第2グループを大きく引き離し独走状態。見ているこちらは胃が痛くなるような接戦の末、瀬川選手を先頭に桂・田中選手の3台が第2グループを形成。最終ラップまでもつれ込む、ワンメイクならではの大接戦です。

最終ラップで桂・田中両選手が瀬川選手をパス、そのまま2位でチェッカー!
しかしながらお約束の章典外ドライバーの為、2位入賞は瀬川選手でした。

悪天候の第1戦に比べ、天気に恵まれた第2戦は、まさにワンメイクと呼べるに相応しいレース展開で、ギャラリーの皆様にも大いに楽しんでいただけたようでした。又、今回はLCI号のゲストドライバー、桂 伸一さんからもコメントをいただいております。


<桂さんコメント>

パドックではとてもアットホームな雰囲気という印象でしたが、レースになるとみんな人が変わった様でした。(笑)でもこれは、いわゆるレーシングモードということで、それはそれでいいと思います。
軽量のミッドシップということで、ともかくよく曲がる! それは、峠を走れば感じられることですが、サーキットだと速度が高いので、峠では起こらない様なドリフト状態も発生します。
そのドリフト状態をいかに抑えながら走るか、それがタイムアップのキーポイントになるようです。
F1ファンの一人として、ロータスと名の付く車でレースができるなんて、夢のようでした。


次回第3戦、LCI号のゲストドライバーはまだ決まっておりませんが、第1戦よりも第2戦、さらに第3戦と盛り上がっていくであろうロータスカップジャパンに期待しつつ、真っ赤に日焼けした痛みに耐えながら帰路につく、チームLCIでした。

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