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スーパーGT 2017第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット 予選レポート

2017/10/08

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10月7日(土)、スーパーGT 第7戦となる「Chang SUPER GT RACE」がタイ王国はブリーラム県にあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されました。 昨年は公式練習走行中のアクシデントによって予選・決勝への出走を断念せざるを得なかったCars Tokai Dream28。その雪辱を果たすべく、300kmのレースを加藤寛規/高橋一穂選手と共にチーム一丸となって臨みました。

公式練習走行
しかしその気持ちとは裏腹に、朝方からサーキットには大粒の雨が降り注ぎました。 公式練習走行は予定より10分間ディレイし、現地時間10:10からスタート。オフィシャルからは「ウェット宣言」が告げられました。 こうした状況のなか、各車レインタイヤを装着してコースイン。シンティアム・アップル・ロータス(SGT LOTUS EVORA)のステアリングは、まずエースである加藤選手が握りました。 走行は途中GT500のマシンによるコースアウトで赤旗中断となるも、EVORAは順調に周回を重ね、路面が乾きだしてからはタイヤもスリックに変更。

そして33周目には加藤選手が1分33秒757をマークしました。このタイムが最終的にチームベストとなり、EVORAは全体の8番手となりました。これはトップからは0.72秒差、マザーシャシー勢でも二番手という内容で、予選に大きな期待をつなぎました。

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公式予選1回目(Q1)
公式予選一回目(Q1)は現地時間14:45からスタート。天候は曇り空ながら、ピットウォークが始まる直前に降り注いだスコールの影響で路面は水浸しとなり、公式練習走行同様「ウェット」宣言が出されました。 またこの雨の影響から気温も28度、路面温度は30度と例年に比べかなり低く、非常に難しいコンディションに。こうした状況を想定していたチームは、加藤選手に予選Q1のアタックを任せました。

そうしてコースインした加藤選手は、3周目から1分42秒952をマーク。その時点でEVORAは12番手に付けており、ここからのジャンプアップが期待されました。 その後もいつ強まるかわからない雨脚に対して、少しでも早い段階でタイムをマークすべく、加藤選手はプッシュし続けました。 全長4.554kmのコースはコーナーによってはウェットとドライの路面差も激しく、非常に難しいコンディションとなりました。そんな中でも加藤選手は4周目に1分44秒228、5周目には1分44秒137と、着実にタイムアップして行きます。 しかしライバルたちもタイムを上げ、EVORAの順位は徐々に下がって行きました。その後はタイヤのコンディションも徐々に厳しくなり、加藤選手は8周目まで粘り強く走ったもののタイムアップすることができず、マシンをピットへと戻しました。

結局タイムは5周目に記録した1分42秒137がベストとなり、EVORAの順位は20番手に。残念ながら加藤選手をもってしても、今回は予選Q1を突破することが叶いませんでした。 予選はQ1、Q2共に♯21 Audi R8 LMSがトップとなり、今期初のポールポジションを獲得。♯2 シンティアム・アップル・ロータスは20番手から、明日の決勝レースで追い上げを狙います。天候が回復すれば十分に挽回ができるポテンシャルがEVORAにはありますので、変わらぬ応援をよろしくお願いし致します!

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Cars Tokai Dream28 シンティアム・アップル・ロータス

チーフエンジニア 渡邉信太郎
「公式練習走行ではドライでも走ることができ、その状況でのマシンバランスはよい感じでした。しかしウェットとなってしまった予選では、レインタイヤをうまく使い切ることができませんでした。決勝レースは後方からのスタートとなりますが、できる限り頑張りたいと思います。」

ドライバー:加藤寛規
「公式練習走行はドライ路面で走ることができ、そこではかなりの手応えがありました。しかし予選ではウェット路面となり、レインタイヤのコンディションにマシンがあまり合わず、悔しい20番手となってしまいました。日曜日の天候がどうになるかまだ読めませんが、決勝レースは頑張ります!」

ドライバー:高橋一穂
「公式練習走行ではまだまだ攻め切れていない部分があり、自分的には不完全燃焼なのですが、これについてはチームと分析もできたので、日曜日はがんばります。予選は残念な結果となりましたが、決勝レースでは挽回して行きますので応援よろしくお願いします!」

2017.10.08

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