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【LOTUS CUP JAPAN 2022】Exhibition @ モーターファンフェスタ レースレポート

2022/04/27


■予選

JAF(日本自動車連盟)公認レース「LOTUS CUP JAPAN」、2022年シーズンの幕を開けを告げる特別戦が、4月24日(日)に静岡県・富士スピードウェイで開催された。今回、3年ぶりに行われた「モーターファンフェスタ2022」内のエキシビションレースとして実施。2022年シーズンのLOTUS CUP JAPANは、今回のモーターファンフェスタ2022に加えて、10月9日に同じ富士で予定されている「JAPAN LOTUS DAY 2022」でも特別戦を実施する。

ポイントが掛かったJAF公式戦は、5月22日に鈴鹿サーキットで行われる第1戦を皮切りに、第2戦富士スピードウェイ(6月26日)、第3戦スポーツランドSUGO(7月24日)、第4戦ツインリンクもてぎ(12月4日)の全4戦。「エキシージS(V6)/エキシージスポーツ350」によるクラス1、「エリーゼ スポーツ 220」や「エキシージS」によるクラス2の2クラスでタイトルが争われる。

特別戦とはいえ、最終ランキングで同ポイントとなった場合、特別戦2大会の合計ポイントによってタイトルが決定されるため、決して無視できない一戦となる。久々の特別戦には、クラス1が3台、クラス2が7台、合計10台がエントリー。賞典外のゲストドライバーは自動車雑誌「Tipo」編集長の佐藤考洋が務め、エキシージスポーツ350(#2)のステアリングを握る。


あいにくの雨模様となったものの、会場には多くの自動車ファンが集まるなか、13時50分にウエットコンディションで25分間の予選がスタートした。クラス1は、2020年のチャンピオン清水友一選手が、早々に2’10.926の好タイムを叩き出した。ゲストドライバーの佐藤が2’13.263を記録するが、予選終盤に2’09.411までタイムを縮めた清水選手が、ポールポジションを獲得した。2番手に佐藤、ウエットコンディションにおける習熟に務めた笹嶋邦則選手は、2′16.098で続いている。

クラス2は、久々の参戦となったモータージャーナリストの橋本洋平が、序盤に2’13.527をマークし、リザルトボードのトップに立つ。一方、昨シーズンのクラス2王者、飯田敏雄選手は走行時間をギリギリまで使って、橋本のタイムを追い続ける。残り3分を切った段階で2’13.045と、ついに橋本のタイムを上回ってみせた。飯田選手は最終的に2’12.536と、総合2番手タイムを手にした。橋本は自身のタイムを更新できず、予選2番手。3番手に2’14.988の長澤宏昭選手、4番手に2′15.163の秋葉有一選手が入っている。
■コメント



Class 1 予選1位 #10 清水友一選手
「大変な予選になりましたね。あらゆる箇所で滑りましたし、視界も悪かったです。水が流れていたので、危険な場所は避けて、丁寧に走ることを心がけました。予選時間が長かったので、この状況に慣れるために時間をかけることができました。あらためて、ロータスをドライブするのは楽しいですね。安全にスポーツとして楽しめるのは素晴らしいです。今シーズンの目標は、とにかくエンジョイすること。最後まで楽しみたいです」



Class 1 予選2位 #43 笹嶋邦則選手
「ウエットコンディションで、富士スピードウェイを走るのが初めてだったので、すごく怖かったです。それでも、滑りやすい状況での練習にはなりました。ドライビングに関して、いろいろな気づきがありましたね。ストレートでは前がまったく見えない状態だったので、どうやって走ればいいのか、決勝までに先輩方に教えて頂きます」



Class2 予選1位 #47 飯田敏雄選手
「雨でしたし、とにかく時間を使って練習しようと思いました。クルマのセットアップも変えているので、あまり緊張しないよう、あえてアタックせずに走りました。予選時間が長いので、練習になりましたし、助かりましたね。後半はまとめてみようと、トライしてみたら、雨量が減ってきたこともあって、いいタイムが出たようです。今シーズンもクラス2は台数が多そうなので、レースを楽しみたいです」



Class2 予選2位 #21 橋本洋平
「久々にロータスに乗って、本当に楽しいクルマだと実感しました。雨の中だったので、少し警戒していたんですが、本当にクルマが思い通りに動いてくれます。タイヤも進化していますから、余裕持って、土砂降りの中でも走れました。クラス2番手なので、できたらトップを追いたいんですが、このコンディションだと厳しそうですね



予選3位 #24 長澤宏昭選手
「今年初めての富士走行だったので、練習のつもりで走りました。あまり力を入れずにと思っていましたが、予選3位は上出来です。ロータスでウエットを走るのは、実は初めてなんです。今回、こんな挙動なのかと、手探りで走りました。あらためて、良いクルマだと実感しました。決勝はあまり気負わず、アクシデントを起こさないように走りたいと思います。今シーズンは1年間通して、事故がないようにしたいですね



賞典外 #2 佐藤考洋
「コンディションも悪かったですし、予選は安全マージンを取って、無理をせずに走りました。タイムはあまり気にせずに、感触をつかみつつだったんですが、それにしても遅かったですね(笑)ロータス・カップとしては1年ぶりの富士スピードウェイですし、しかも雨でしたから、仕方がないかもしれません。次の開幕戦は、天気の良い中で走りたいですね」



■決勝

LOTUS CUP JAPAN Exhibition・決勝レースは、激しい雨と霧のため、安全上の理由から予選結果を最終結果とすることが決まった。これを受けて、16時50分にセーフティカー先導でのスタート後、各車が規定周回を走行している。LOTUS CUP JAPANの次戦となる、開幕戦は5月22日に三重県・鈴鹿サーキットを舞台に行われる。