Lotus logo

F1 シンガポールGP レースレポート

2012/09/26

Keep on Runnnig-キミ6位、ロメイン7位

シンガポールグランプリでは、キミ・ライコネンが、12番グリッドから反撃に出て、6位入賞を果たし、ドライバーズチャンピオンシップ第3位のポジションを守りきった。ロメイン・グロージャンは、二度もセーフティカーが出動し多くの車がリタイヤするという厳しいレースを、キミに続き7位でフィニッシュした。チームはコンストラクターズチャンピオンシップで4位を維持しているが、5位のメルセデスに対し95ポイントの差をつけ、3位のフェラーリに対しては14ポイントに迫っている。

両ドライバーは、ピレリ製スーパーソフトタイヤでスタートした。 キミは13周目でピットインし、ソフトタイヤに交換、さらに1回目にセーフティカーが入った32周目で、再びソフトタイヤに交換した。 ロメインは14周目でピットインし、ソフトタイヤに交換、セーフティカーの先導する33周目で、再びソフトタイヤに交換した。

 

キミ・ライコネン 6位  

予選の結果からすると、今日のレースはそれほど悪くはないけれど、もっとうまくやれるチャンスはあったと思う。表彰台を狙えるだけの速さはなかったものの、1回目のセーフティカーは助けにならなかったし、あれがなければ、もっと順位を上げられたかもしれない。僕たちはミハエル・シューマッハやニコ・ロズベルグよりも明らかに速かったが、レースのほとんどで彼らに前を塞がれて、フラストレーションを感じたよ。ここでオーバーテイクをするのはすごく難しい。人がピットストップしてくれることや、ミスをしてくれることに頼らなくてはならない。ドライバーズチャンピオンシップではまだ3位のままだけれど、今後のレースに向けて、上位の車と戦えるよういくつか改善することになっている。日本では前進して、そこから着実に進められればいいと思うよ。

 

ロメイン・グロージャン 7位

タフなレースだったけれど、最終的に結果は悪くなかった。スタートもうまく行ったし、かなり混み合っていた初めの数コーナーで、何とかポジションを守ることができたし、車はずっと調子が良かった。週末が始まったときに予想していたよりも、ずっと、僕らのパフォーマンスは良かった。もちろん、キミにポジションを譲ったよ。レース終盤には彼のペースは僕よりも速かったし、彼を抑えることに意味がなかったしね。ドライバーとして、誰かを先に行かせるのは決して簡単じゃない、例えチームメート相手でもね。でも、こうした状況で僕らは賢くなければならない。僕の目標はペース面で出来る限りキミに近づくことだし、今日はそれを達成できた。だから、週末の難しいスタートを考えれば、この結果で満足だよ。

 

エリック・ブーリエ チーム代表

この週末は難しいスタートだったが、チームは見事に持ち直してくれた。予選ではフラストレーションを感じた。Q1とQ2前半は2台とも強さを見せたが、結局は、求めているものが足りないのがわかった。2台ともレースペースは良かったが、1回目のセーフティカーはアンラッキーだったし、戦略がうまく機能しなかった。われわれにとって厳しい週末だったが、キミはドライバーズチャンピオンシップで3位を守っているし、コンストラクターズでは、マクラーレンやレッドブルに大きく離され過ぎることもなかった。これは非常にポジティブなことだ。ここでわれわれのパフォーマンスに欠けていると感じたものが、まったく予想外だったということは、今シーズンの残りのレースに対する野心と優先順位を明確にすべきだということを示している。つまりそれは、われわれが各週末の開始から達成できることを知る立場にいるということだ。

2012.09.26