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スーパーGT 第3戦 タイ BURIRAM スーパーGT レース予選レポート

2015/06/21

 



■Q1はクラストップで通過!

午後3時20分になると、1回目の公式予選(Q1)がスタートしました。 気温は午前中から少し上がり36度、路面温度は60度を超えるという、強烈なコンディションとなりました。 公式練習走行で得たデータから、チームはSGTエヴォーラのギアレシオを変更。これはFIA-GT3マシンにはできない、JAF-GTマシンならではの長所です。 Q1を担当したのは加藤選手。コース状況を見ながら5分経過時点でコースインし、2周のウォームアップを経て出したタイムは1分35秒762。さっそく3番手につけました。 そのまま連続アタックに入るとセクター1では全体ベスト、セクター2は更新ならずでしたがセクター3もベストを記録。1分34秒496は、なんとクラストップのタイムでした! その後も加藤選手はアタックを続け、セクター1ではタイムを更新。しかし3コーナー奥のヘアピンカーブでまさかのスピン。ここは公式練習走行で高橋選手もスピンを喫したコーナーでした。幸いマシンは無事で、加藤選手はそのままピットに戻りましたが、SGT-EVORAは初のQ1トップタイムをマークしてQ2へ進出しました。

花開いたSGT-EVORAのポテンシャル GT500クラスのQ1が終わると、上位13台が進出できる予選第2回目(Q2)がスタートしました。台数が減ったことにより、Q1よりも短い12分間で争われるアタックは、高橋選手が担当します。 計測2周目の次点で高橋選手は1分36秒496をマークし3番手。翌周も1分26秒296と自己ベストを更新しますが、ライバルたちもタイムアップを図り8番手に。 最終的には13番手と厳しい順位になりましたが、圧倒的にマイレージが足りない高橋選手としては、36秒台をコンスタントに記録できたことが何より朗報。これでチームも、決勝レースでの戦略が立てやすくなりました。SGTエヴォーラの持っているポテンシャルが、遂に花開いた予選だった、ということが言えるでしょう。

 

Cars Tokai Dream28 シンティアム・アップル・ロータス

ドライバー:加藤寛規選手

「公式練習走行では、車両側のセットアップとドライビングのアジャストが上手くマッチして5番手で終えることが出来ました。 そこからクオリファイ(予選)用に、このコンディションを読んだ上での“攻めたセットアップ”をトライしました。 その甲斐あって、Q1ではロータス SGTーEVORAにとって初めて“1番”を獲得することが出来ました。この結果はチームはもちろん、ヨコハマタイヤさんをはじめ関係者にとってポジティブな出来事となりました。またここで得たデータが、今後に向けて更に明るい材料となるでしょう。 決勝は灼熱のなか厳しい展開が予想できますが、良いレースを展開できるようにみんなで一丸となって頑張ります!」

 

2015.06.21