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2012.04.11 F1 中国GPプレビュー

2012/06/25



上海サプライズなるか-F1 中国GP

上海でのおみくじクッキーでは「吉」が出てほしいロータスF1チーム。予選、本戦とも出だしから貪欲なペースを見せているブラックとゴールドのE20だが、運に恵まれず、未だに表彰台には上っていない。

アクシデントやギアボックスペナルティ、それに集中力の途切れがなければ、中国GPでロータスは本領を発揮できるはずだ。

マレーシアGPから3週間、ロータスF1チームは本拠地エンストーンで、コンマ1秒単位のラップタイム短縮を目指し、昼夜を問わずマシンの調整にあたっている。ロータス技術責任者ジェイムズ・アリソンによれば、中国GPに向けての調整でコンマ2秒削れるという。グリッド間の差が非常に小さい今の状況下では、0.2秒がもたらす恩恵は大きいはずだ。

「大した短縮でないように思えるかもしれないが、今シーズンはグリッドが非常にタイトで、これは大きい。他のチームの短縮幅より少しでも短縮できていればと思う。」

アリソンはこうも続ける。「引き続きラップタイムを削ることはもちろん、他の全ての面でも改良を進めている。特に、ピットストップのタイムは改善の余地があると考えており、この分野には技術力をかなり注いでいる。

具体的には、ホイールナットとホイールナット用ドライバーもこの分野に入っている。相手を見る限り、この分野の改善の意味は大きいことは明らかだ。」

ロメイン・グロージャンはこれまで素晴らしいグリッドを獲得しており、あとはトラブルに遭わずにレースを切り抜けられるのかどうかだ。

3年の長期休暇から戻ったキミ・ライコネンの復帰は早かった。マレーシアGPで最高ラップをたたき出したライコネンは、先の2レースよりも良いグリッドでスタートできれば表彰台に上がれるとの自信を見せる。E20のパワステには完全に慣れてはいないものの、「だんだん好みに合ってきた」という。