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2012.05.15 F1 スペインGP レースレポート

2012/06/25



F1 スペインGP レースレポート



 キミ・ライコネン連続表彰台!キミ・ライコネン3位、ロメイン・グロージャン4位。

キミ・ライコネンは、バルセロナGPで連続して二度目の表彰台を手に入れた。厳しく追い立てたものの、初優勝を飾ったパストール・マルドナード、続く2位のフェルナンド・アロンソにはわずか半秒差で、3位入賞を果たした。

キミ・ライコネンは、優勝を得られなかったことに悔しさをにじませたが、Lotus E20には、今年、これまですべてのレースで勝てるだけのポテンシャルがあったと主張した。だが、キミは現在ドライバーズチャンピオンシップでは4位につけ、1位のセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソからは、僅か12ポイント差だ。

二列目、チームメイトのロメイン・グロージャンより後からのスタートだったが、ライコネンは、スタートと同時にグロージャンを追い抜いた。二度目のピットストップまで三位を保っていたが、45周目で先頭を走っていたアロンソがピットインすると、アイスマンは、再び浮上したマルドナードに追い越されるまでの2周、トップを走るのを満喫した。タイヤのデグラデーションに悪戦苦闘しながら、ライコネンは間もなく、後方から追いついたアロンソを足止めにかかる。49周目に入りようやく、彼はぼろぼろのタイヤを最終スプリントのために新品に履き替えるためにピットに入った。残り周回が減っていくなか、ライコネンは、グリップの低下に奮闘するアロンソとのギャップをラップごとに数秒削って行った。最終ラップ、66周目には、アロンソからは、2.3秒差まで詰め、叫び声とともに0.6秒差でゴールラインを越えた。


「いいスタートが切れた」とキミ。「けれど、レブ・リミッターに当たってしまい、前の二人に付いていくことができず、ミドルスティントでは、随分と遅れを取ってしまった。三度目のピットインを遅らせたことで、終盤は随分とスピードが出ていたから、後1周あれば、フェルナンドを追い越すことはできたと思う。でも、後からどうこう言うのは簡単だ」

ロメインは、チームメイトから10秒遅れで、チェッカーを受け、四位を確保した。スタート直後、順位を幾つか落とし、さらにブルーノ・セナとの接触でフロントウィングの一部も失うという厳しい状況だったが、持ち直して12ポイント獲得した。

「2台ともポイント圏内で力強いフィニッシュができたのは、チームにとって素晴らしいことだ」とロメインは振り返った。「ウィングがダメージを負ってフロントをきちんと機能させるのが難しく、スタート直後は、かなり厳しい状況だった。でも、いくつか変更して、レース終盤、マシンは本当に速かった。」

現在、チームはコンストラクターズチャンピオンシップで3位につけ、2位のマクラーレンとは14ポイント、レッドブルレーシングとは25ポイントの差にまで詰めている。