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2012.05.25 F1モナコGP プレビュー

2012/06/25



F1 モナコGP プレビュー


MONTE CARLO OR BUST

ロータス出身のネルソン・ピケは、かつて「モナコのレースは、リビングルームを自転車で走るようなもの」と述べた。それはドライバーの誰もが勝ちたいレース。キミ・ライコネンと、ロメイン・グロージャンは今シーズン初の優勝に向けて動き出した。

1929年に最初に開催されて以来、モナコ・グランプリは、カレンダー上における最も名声の高いレースであり、最も刺激的なレースである。ロータスは1958年にここの街路でデビューし、最初に優勝を味わったのは1960年で、スターリング・モスがハンドルを握った青と白のロブ・ウォーカーのロータス18だった。60年代の終わりには、グラハム・ヒルが5回の素晴らしい優勝で非公式なモナコの王となったが、その内の2回は端正なロータス49Bのハンドルを握ってだった。彼の記録は結局、アイルトン・セナによって破られた。セナは、モナコで6回優勝した史上最高記録を依然として保持しているが、その第1回は1987年で、キャメル・イエローのロータス99Tによるものだった。ロータスのF1車はモナコ・グランプリで合計7回優勝している。

 

キミ・ライコネン:

「モンテ・カルロの公道でのレースは、他とは本当に違う。挑戦的なもので、毎年、楽しみにしている。そこでスッキリとした週末を迎えるのは、ものすごく難しいんだ、ほとんど不可能なくらいだ。以前に一度、何とか上手くやれたことがあっただけ。2005年の僕の優勝は、最も記憶に残るものの1つだ。だから、もう一度、勝つことは本当に特別なことになるだろう。あそこは曲がりくねった細いコースなんだ。そこで速く走るには、特別に鋭くなり、1メートル刻みで集中していなければならないんだ。モナコで速いラップタイムが出ると、とても良い気分になるよ。以前から、そこではオーバーテイクはほとんど不可能だから、本当にレースを楽しむには、最前列でなければならないんだ。」

ロメイン・グロージャン:

「モナコは素晴らしいイベントになると思うし、確かに僕にとっても特別なレース。きっと大勢のフランスのファンがいるし、彼らの応援が楽しみだね。また、それ自体も特別なイベントで、雰囲気はものすごく熱狂的だよ!ドライバーとしては、冷静でリラックスして、最高の仕事をしなければならないんだ。1つのミスも許されないコースだ。それを尊重しなければならないし、それが鍵だと僕は思っている。できれば、今回も良い結果になると良いね。」