Lotus logo

F1 2013 中国GP プレビュー

2013/04/12

KIMI RÄIKKÖNEN ON THE CHINESE GRAND PRIX

現在、ドライバーズチャンピオンシップで2位を走るキミ・ライコネンは、さらに得点を積み重ねることに意欲を示しつつ、上海インターナショナルサーキットでスタートを迎える。



 

上海インターナショナルサーキットに対して、どんな思いがありますか?
まだこの車であそこを走ったことがないし、どの車でもサーキットごとに違った反応を見せるから、次のレースで何が起こるかを予測するのは、常に難しいことだ。残念ながら、昨年あそこでポイントを獲得できなかったから、あれ以上良くなるだけだ。過去に上海では、1位、2位、3位を獲得しているから、そのリストに加えることができれば素晴らしいね。僕たちがあそこでうまくやれない理由はどこにもない。E21には新たなパーツを加えたし、最新のアップグレードも役立っているようだから、どうなるか楽しみだ。雨さえ降らなければね。

以前、中国ではかなり調子が良かったですよね、あそこへ行くのは気分が良いのではないですか?
あそこでは2007年に優勝した。ワールドチャンピオンになった年だったし良い気分だった。当時は、勝利をかなり祝ったよ。レーストラックもきちんとしているし、オーバーテイクのチャンスもある。これまでのところ、僕らの車は良さそうだし、トラックに出てどうなるか見てみよう。

今シーズン開幕2戦を振り返っていかがですか?
オーストラリアでは車の何もかもがうまく行って、実に簡単なレースだったし、誰もが望んでいた結果が得られた。マレーシアはタフなレースだった。スタートがうまく行かず、1周目でフロントウィングの一部を失ってしまった。それからは、車のハンドリングも良くなかったし、ウェットコンディションでかなりトリッキーだった。ペースはそれほど悪くなかったけれど、金曜日のタイムからすると、もっと速く走れたはずだった。

マレーシアでは何度か接近戦がありましたね、特に、ニコ・ヒュルケンベルクと。
それがレースというものだし、そのために僕たちはここいる。何度かかなり接近する場面があった。するべきこととするべきじゃないことがあるけれど、これがレースだ。終わってみれば、あれが結果を大きく変えることにはならなかったと思う。

2012年の中国グランプリは、アクションが満載でしたね。あなたのポジションではどうでしたか?
良いレースだったし、良い結果が得られるかのように思えた。でも、最終スティントでラバーを使い切って、ポイントが獲れなかった。できれば、今回はタイヤパフォーマンスにもう少し恵まれて、戦略的観点からうまく準備できればと思っている。2012年のレースペースは良かった。それは事実だけれど、タイヤを長く使い過ぎた。タイヤ性能が落ちてしまった、それだけのことだ。一方で、あの戦術を推し進めようとしなければ、トップポジションを争うことはなかっただろう。昨年を見れば、中国で悪い車じゃなかったし、セパンでの金曜日くらい車がうまく機能してくれれば、上海でもうまくやれるはずだ。

2013.04.12