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F1 イタリア GP プレビュー

2012/09/07

ロータスF1チームは、ロメイン・グロージャンに1レース出走停止処分が課されることになり、高まる期待を損なわれはしたものの、スパでの厳しい週末に引き続き、イタリアグランプリへと進む。この一件は、マシンが自身に合わないにも関わらず、スパ・フランコルシャンで今季6度目となる表彰台を獲得したキミ・ライコネンの猛烈な走りを霞ませることとなった。キミは、ドライバーズランキング4位に返り咲き、モンツァに到着する。
ジェローム・ダンブロジオは、サードドライバーとしてマシンに乗る必要のある場合に備えて、今シーズンすべてのグランプリに帯同している。今回、彼は今までになく注目されている。

 

 キミ・ライコネン

「モンツァは近代的なサーキットに比べ非常にユニークなサーキットだ。ここのレイ アウトでは、車はまた違ったセットアップしなければならない。ラップの大部分をフ ルスロットルで走るため、モンツァで速く走るには、力強いエンジンで縁石の上でも 安定するような空気力学的に優れた車が必要だ。僕らはそうしたエリアでもかなり 優れていると思うけれど、トラックに出るまで実際にどのくらい優れているかはわか らない。モンツァは本当に、実に速く走れる場所だ。車のすべてがうまく機能してくれて速い走りを見られる状態でモンツァに行けるのは最高だ。最後にモンツァを走ったとき、僕はフェラーリのドライバーだった。モンツァの雰囲気はいつも楽しいけれど、フェラーリドライバーだったときは格別だった。たとえ僕がフェラーリの前を走っていても、あそこの皆が僕のレースを応援してくれるのを願っているよ。ファンの皆に会えるのを本当に楽しみにしているし、ロータスドライバーとしても表彰台に上がれたら、かなり特別な気分だろうね。」

 

ジェローム・ダンブロジオ

「僕が走ることになった経緯は理解しているけれど、僕にとっては大きなチャンスであり大きなチャレンジでもある。まず、僕を信頼して、モンツァでのこのレースで僕に走らせてくれるチームに感謝したい。最高の仕事が出来るよう、全力を尽くしたい。今年は車の外で必死に働いてきたし、今回のようなことがあったときに備えて、ベストを尽くせるよう準備してきた。フリー走行を100%フル活用することに力を注ぎたい。それが僕にとって今週末の鍵を握っている。GP2で最後に表彰台に上がったのが、モンツァだった。だから、モンツァには良い思い出がある。」

  2012.09.07