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F1 ブラジルGP レースレポート

2012/11/27

エンド・クレジット   キミ: 10位  ロメイン:DNF


ロータスF1チームは2012 FIA フォーミュラ 1 コンストラクターズチャンピオンシップランキングで4位の座を確保し、すぐ下の順位につけたライバルのメルセデスに、ポイントで2倍以上の差をつけた。キミ・ライコネンは波乱に満ちた第20戦目をブラジルで終了し、ドライバーズチャンピオンシップで3位となった。


キミは、事件多発で複雑な天候に見舞われたこのレースを10位で終了した。一方のロメイン・グロージャンは6周目でクラッシュして9.5Gの衝撃を受け、レースをエキサイティングなものにした。
キミはスクラブ・ミディアム・コンパウンド・タイヤでスタートし、5周目のピットストップでインターミディエイト、19周目でフレッシュミディアム、そして最後は53周目で2度目のインターミディエイトに交換した。
ロメインはハード・コンパウンド・タイヤでスタートした。
キミは今シーズン、1レースを除いた全てのレースでポイントを獲得し、2012年全てのグランプリレースを完走した唯一のドライバーとなった。

キミ・ライコネン:10位

「忙しいレースだったし、ずっと自分たちが思うようなペースを出せなかった。いろいろなことがあったしね。バイザーが汚れて曇っていたから視界が悪く、52周目の最終コーナーでコースを飛び出してしまった。僕がコースオフしたところはサポートレースのピットレーンを通ってコースに戻れるんだけど、ゲートを通らないといけない。2001年にも同じことをしていたからそれを知っていたんだけど、あの時はゲートが開いていたんだ。今回は誰かが閉めちゃったみたい。来年はまた開けてくれているように確認するよ。」

 

 

ロメイン・グロージャン:DNF

「ちょっと衝撃を受けたけどそれ以外は特に問題ない。レースのスタートはすべてが上手くコントロールできていたのに、突然ターン11で終 わってしまった。変な感じで、少し雨が増えていたことは確認できていたから、その前のラップよりももっと無理をしないで走っていたんだけど、突然マシンが僕の手を離れていく感じになって、それでおしまい。今週末はあまり運が良くなかった。シーズンをこんな形で終えるなんてまったく望んでいなかったけれど、全体的には良いシー ズンだったし、これから先はもっといい日になることを願っている。」

 

 

 エリック・ブイユ、 チーム代表

「明らかに、シーズンを締めくくるとてもドラマティックなレースだった。われわれの誰も予想しなかった、そして望みもしなかったレースだったけれど。チャンピオンシップの結末としてはいい。4位はわれわれの目標だったし、十分なポイント差をつけてそれを達成できた。そのうえに、シーズン最後まで上位チームと戦うこともできた。キミが2年のブランクを経てドライバーズチャンピオンシップ3位の結果を残せたのは本当に素晴らしい偉業であり、われわれが彼に与えたマシンだけでなく、チームのサポートの証でもある。ロータスの名での初勝利も納め、今年は何度も表彰台に上ったので、全体としては本当に素晴らしいシー ズンだったと思っている。エンストンとルノーのみなさんには感謝以外に言葉がない。その一員でいられることを心から誇りに思う。来年に向けてのわれわれの進展はとても有望だ。われわれの継続性と安定性を考えれば、2013年も再び表彰台に上れるだろう。

より大局的な観点からは、もちろん、F1の偉大なるトリプルチャンピオンに輝いたセバス チャン・ベッテルにお祝いを述べなければならない。また、シーズンを通して圧倒的な走りを披露した、かつてのエンストンのチャンピオンであるフェルナンド・ アロンソの活躍にも言及しておきたい。最後に、もう一人の偉大なドライバーであるミハエル・シューマッハに愛情を込めて別れを告げなければならない。何回もチャンピオンに輝いたドライバーがF1を離れることは常に一大事だと思う。ミハエルは何年にも渡って素晴らしい結果を残し、エンストンとは共に2度のドライバーズチャンピオンシップ制覇を成し遂げている。彼の今後に幸多からんことをお祈りする。」

2012.11.27