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F1 – ベルギーGPレースレポート

2012/09/07

信念を貫く - KIMI P3/ ROMAIN DNF

キミ・ライコネンは、ベルギーGPで3位を力強く勝ち取り、スパ・フランコルシャンでの暖かく乾燥した気候でのクラッシュ満載のレース後、ドライバーズ・チャンピオンシップでは4位に返り咲いた。チームはコンストラクターズ・チャンピオンシップで3位のままながら、キミは現在3位のマーク・ウェバーからわずか1ポイント差だ。ロメイン・グロージャンは、最初のコーナーで接触しリタイア、短いレースに終わった。彼は後にスチュワードよりペナルティーを科せられ、イタリア、モンツァでの次のレースは出場停止となった。チームは、この決定にアピールせず、できるだけ早くロメインの後任を決定するという。
両ドライバーはピレリのスクラブ・ミディアム・コンパウンド・タイヤでスタートした。
キミは11週目と28週目、ともに新しいハード・コンパウンド・タイヤのためにピットストップした。
両ピットストップタイムは3秒以下だった。

キミ・ライコネン P3
「ジェンソン・バトンと同じようにかなりいいスタートが切れて、ザウバーをオーバーテイクした。ミラーで多くのクラッシュが見えたが、幸いにも僕は免れた。残念ながら、今日はペースがつかめなかった。マシンは週末ずっと調子が良くなかったし、競争できるようなセットアップを見つけられなかった。新しいタイヤは大丈夫だったけど、滑らないようにするためにダウンフォースを多く使用しなければならなかった。だから、ストレートですごく遅くなってしまった。ミハエル・シューマッハとのバトルでもそうだった。彼を抜くたびに、ケメル・ストレートで抜きかえされた。僕の唯一のチャンスはオー・ルージュで差を縮めることだった。幸いにもそれが成功して、なんとか彼の前に行くことができた。今日はペースがつかめなかったし、簡単なレースではなかった、だから3位はそれほど悪くないと思う。」

 



 

ロメイン・グロージャン DNF

「レースが人生のすべてなのに、イベントに出場することを許されないということは、おそらく体験できる中でも最悪の経験の一つだよ。とは言っても、僕はスチュワードの判断を尊重している。良いスタートが切れた、パストールの早い立ち上がりに妨害されたけど。それは、前にいるみんながそうだったと思う。僕のマシンの後部がルイス・ハミルトンの前面と接触したときに、僕のマシンは1コーナーに突っ込んでいた。正直なところ、僕は彼の前にいると思ったし、両方のマシンのための十分なスペースがあった。僕は、意図的に彼や何かを潰そうとした訳じゃない。この1コーナーの状況は、明らかに誰もが起こって欲しくなかったことだし、有難いことにこの事故で誰も怪我をしなかった。僕は関わったドライバーとそのファンに謝罪したいと思う。僕が言えるのは、今日は僕がより良いドライバーになるプロセスの一部であるということだけだよ。」

2012.09.07