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F1 2013 ヘイキ・コバライネン、ロータスF1チームのために出走

2013/11/15

現在背中の手術を受けているレギュラーレースドライバーのキミ・ライコネンの代役として、フィンランド人ドライバー、ヘイキ・コバライネン(32才)が、2013年シーズンのラスト2レースに、ロータスF1チームの一員として参加することとなった。



 109戦に出走してきたベテランドライバーであるヘイキは、これまでにルノーF1チーム、マクラーレン、ケータハムF1チームでレースを行ってきた。6シーズンにわたりF1に参戦してきた経歴のなかで、ヘイキは、ワールドチャンピオンシップで105ポイント獲得している。予選フロントローは5回、2008年イギリスグランプリではポールポジションを獲得、ファステストラップは2度、表彰台には4度上がり、そのうち1回は2008年のハンガリーグランプリでの優勝である。

ロータスF1チームの前身、ルノーF1チームでF1デビューする前、2004年から2006年の間に、同チームのテストドライバーを経験している。ヘイキは11月13日水曜日にエンストンでシート合わせを終了し、レースチームに合流するためオースティンに直接赴いている。

エリック・ブーリエ チーム代表 ロータスF1チーム
「キミが今シーズンラスト2レースに参加しないとの知らせを受けて、速やかに行動しなければならないのは明白だった。オースティンとサン・パウロで誰をレースに出走させるべきか、難しい決断に迫られていた。われわれにはリザーブドライバーのダビデ・バルセッキがおり、彼は才能ある若手ドライバーで将来有望ではあるが、ヘイキという熟練F1ドライバーを採用するチャンスでもあった。ダビデの能力は信じているが、われわれが厳しいコンストラクターズチャンピオンシップ争いに参加しているのは明白であり、可能な限り最高の位置で今年を終えたいため、ヘイキがチームにもたらしてくれる経験こそ、大きな助けになると決断した。ヘイキが今シーズンの残り2レースでわれわれのチームに参加できるよう、プロフェッショナルな決定を下してくれたトニー・フェルナンデスとケータハムF1チームに感謝しなければならない。」


ヘイキ・コバライネン レースドライバー ロータスF1チーム
「2013年のラスト2レースでロータスF1チームに参加する機会が得られて素晴らしい気分だ。今シーズンのE21はレースに勝てる車であり、表彰台に上がれる車であることを見てきたので、可能な限り最高の結果を出せるよう努力したい。シーズン全体でレースに参加していないのに、終盤で車に乗り込むことは、チャレンジだが、エンストンのチームは良く知っているので、スピードをつかむのに全く懸念はない。僕にとっては大きなチャンスなので、この機会を利用できるよう計らってくれたトニー・フェルナンデスとケータハムF1チームに感謝したい。」

2013.11.15