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F1 2013 スペインGP レースレポート

2013/05/13

ブラヴォー!セニョール・ライコネン!

ロータスF1チームのフラメンコが終了し、超格好いいキミにはスペイン製銀器が!

スペインの晴れ渡る空の下、バルセロナ、カタロニアサーキットで開催されたFIA2013F1世界選手権第5戦において、今日、世界中のすべてのモータースポーツファンの心を捉えたパフォーマンスで、ロータスF1チームが難局を乗り切った。キミが2位でレースを終えてポイントを獲得し、首位との差を4ポイントに縮め、かつてないまでにチャンピオンシップタイトルの地位に近づいたことで、エンストンに本拠地を置く黒と金のカラーをまとったチームは、ロータスの名を輝かしいまでに高めることとなった。しかし、ロメインにとっては素晴らしいレースとはならなかった。リアサスペンションの不具合により、早々にリタイヤを余儀なくされ、最高のレースのはずが、残念な結果に終わった。

だがしかし、一人がリタイヤに終わったといえ、チームは勝利に対するゆるぎない決意を表した。キミは厳しい状況のもと、タイヤのデグラデーションを管理し、3ストップ戦略を敢行し、一貫した強さとチャンピオンとしての資質を見せつけた。先週、ジェームズ・アリソンのシーズン途中の離脱が発表された後、後任としてテクニカルディレクターにニック・チェスターを迎えたチームにとって、最高の結果となった。

キミ・ライコネン 2位 E21-03
「残念ながら、また2位だったので、それほどは祝えない。車の感覚も良かったし、今日は出来る限りのことをすべてやったけど、フェルナンド(アロンソ)に挑戦するだけのペースはなかった。僕は最大限の走りをしたし、セバスチャン(ベッテル)の前でレースを終えられたのは、チャンピオンシップの点で良かった。表彰台に上がれて、僕自身も、チームにとっても良かった。モナコではどうなるか、楽しみにしている。」


ロメイン・グロージャン リタイヤ E21-02
「スタートはまずかったけれど、その後はペースもあった。うまいレース戦略を生み出せるのがわかっていたので、今日は良い結果が得られるポテンシャルもあった。リアサスペンションの問題が起こるまで、車の感覚はかなり良かった。でもこの問題によって、ピットに戻らなければならず、レースをリタイヤせざるを得なかった。とても残念だ。こうしたことが起こると、誰しも必ずがっかりするものだけれど、誰も責めることはできない。これもまた、モーターレースの一面だ。」


エリック・ブーリエ 
チーム代表「まずは、ロメインの車に何が起きたのかを調査する必要がある。彼にとってもチームにとっても残念だったと思う。だが同時に、今日再びチームがキミと2位を勝ち取ったことを嬉しく思う。またもや彼は素晴らしい走りをしてくれたし、われわれも素晴らしい車と優れた戦略を彼に与えることができた。ドライバーズチャンピオンシップではセバスチャンよりポイントを得ることができたが、コンストラクターズチャンピオンシップでは、少し後れを取ってしまった。チーム全体としては良い仕事ができた。」
第6戦は、2013年5月26日、モナコで開催される。

2013.05.13