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F1 2013 ドイツGP レースレポート

2013/07/08

DAS IST WUNDERBAR! 最高!

今日、2013年ドイツGPでロータスはダブル表彰台を獲得した。喜ばしい限りだ。ロータス本部は、ロータスF1チームを祝って喜びの笑顔に溢れている。



F1が最もエキサイティングなスポーツではないにしろ、世界で最もドラマチックなスポーツに違いないことが、今日再び証明された。ロータスファンは、最高に度胆を抜くレースを堪能することとなった。ドイツニュルブルクリンクサーキットで開催されたF1ワールドチャンピオンシップ第9戦で、黒と金の二色のマシンがこうして大きく羽ばたくのを目の当たりにしたのだ。
ロータスの2台はトップ6でレースを開始し、スタートライトの消灯とともに必ず起こる白熱したドッグファイトの中で順位を保っていた。5位と4位を維持しながら、ロータスF1チームドライバー、ロメイン・グロージャンとキミ・ライコネンは、開始早々、堅実に防御しつつ闘い、素晴らしいレースペースを見せつけた。
ソフトタイヤでスタートしたロメインは、タイヤをうまく労わってピットストップを遅らせることにより、10数周の間、1位を保って集団に先行した。実際、戦略的なピットストップタイミングにより、ロメインはレースの大部分で、すぐ後方の3位にキミを置いて、2位を走行し続けることができた。
終盤、キミがミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換し、その後、キミがすぐさま2位に躍り出ると、ロータス2台は先頭車両にプレッシャーをかけた。最終ラップでは、誰もが黒と金のマシンに釘付けとなった。あたかも素手と素手の殴り合いのように白熱したレースで、ロータスの2台は、それぞれ2位と3位で表彰台を獲得し、われらが愛すべきフィンランド人は、1.008秒差で辛くも首位を逃した。キミは、ドライバーズチャンピオンシップで3位を維持し116ポイント、2位とは僅か7ポイント差となった。チームは今日、コンストラクターズチャンピオンシップでは最大のポイントを獲得し、157ポイントとなり4位を維持している。

キミ・ライコネン 2位  E21-03
「レースの最終スティントではかなり良かったけれど、車のパフォーマンスに差がなく、オーバーテイクは難しかった。多分、もう数周あれば僕らに有利だったと思うけれど、レースは60周しかないから、その中でベストを尽くすしかない。1回目のピットストップ後、しばらくの間メルセデスの後ろで身動きが出来なかったけれど、それを追い越した後は、かなり上手く行った。セーフティカーの後、僕ら3台は後方を引き離すことが出来たけれど、順位を入れ替えるにはスピードがあまりに近接していた。チームにとっては良い日だった。勿論勝ちたかった。勝てなかったけれど、今回僕らはポイントを最も多く獲得できた。暑さは確かに僕らに有利だった。だから、ブダペストでも暑いことを期待しよう。」

ロメイン・グロージャン 3位 E21-02
「難しいレースが数レース続いたが、今日はすべてがうまく行った。レースをリードするのは、かなり格別な気分だし、表彰台に再び戻って来られたのは、当然、嬉しいことだ。ソフトタイヤを装着していた第1スティントでは、車は素晴らしい感覚だった。夏の気候が僕らに本当に適しているんだと思う。ヨーロッパで長い夏が過ごせると期待している!レース終盤でキミを先行させたのは、異なる戦略を採っていたから賢明なことだった。それにあの時点で、彼は僕よりも勝利を手に入れる公算が高かった。レースの最後にどちらのタイヤがベストなのか分からなかったから、僕らは一点にすべてを賭けることは出来なかった。」

エリック・ブーリエ チーム代表 
「非常に素晴らしいレースだった。エンストンに戻って続けていた厳しい仕事が実証された。努力を重ねてくれたファクトリーの皆に感謝したい。3度の難しい週末を乗り越えて、表彰台獲得は、われわれが何より必要としているものだった。今回のように続けて行くことで、両チャンピオンシップで後れを取っているのを挽回したい。今日、E21は非常に上手く機能し、キミもロメインも見事な走りをしてくれた。ピットウォールの戦略も良く、ピットストップも素晴らしかった。メルセデスの2台の後方でタイムロスをすることがなかったら、今日は優勝することが出来ただろう。ピレリには、残りのシーズン中、今週末のタイヤの仕様で行ってくれるよう願いたい。」

第10戦は、7月28日、ブダペストのハンガロリンクで開催される。それまで待てない方へ、ロータスからのニュース。来週末、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのロータスのスタンドで、ロータスドライバーと会いましょう。

2013.07.08