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F1 2013 ハンガリーGP プレビュー

2013/07/24

ハンガリーでは2位を4度、優勝を1度経験している、われらがフィンランド人は、ブダペストで力強い週末を過ごすのに何が必要か分かるとしている。



 

どうしたらハンガリーで良い週末にできますか?
僕はハンガリーでは何度も2位でフィニッシュしているから、1コーナー以降でレースをリードするのがいかに重要か分かっている。 DRSがあってもなくても、ハンガロリンクはオーバーテイクが決して簡単じゃない。うまく週末を過ごすには、FP1とFP2、FP3で良いセッションをして、それから予選でも強い結果を出し、最終的には、レースで完璧なスタートを切ることだ。

ですが、ここで優勝したのは、4番手からスタートした2005年だけですね?
すごく良いスタートをして1周目の終わりには、2番手になっていたし、そこから何もかもがうまく行った。

雰囲気はどうですか?
ハンガリーに行くのはいつも嬉しいよ。サーキットは一番難しいわけじゃないけれど、たいてい、すごく暑くて厳しいレースになるから、実にチャレンジングな会場だ。勿論、今年はこれまでのところ、暑さが僕らの車の助けになっているから、それによって状況は良くなるだろうね。でも暑さが苦にならないのは、勝ったときだけだね。
ハンガロリンクで速い車には、どんな要素が重要ですか?
速い車だ。非常に低速の曲がりくねったサーキットだから、あそこでは、優れたターンインと優れたトラクションの二つがとても重要だ。それがあれば、レースで強い車になる。

良いスタートができそうですか?
言うまでもなく、予選で上位に入らなければならないけれど、グリッドでは、トラックの汚れた側も避けなければならない。今シーズンのレースを通して振り返ると、トラックの汚れた側は、スタート時に非常に不利になっているようだ。
幾つかの点で、ハンガリーGPはあなたの「ホーム」グランプリと見られていますね?
何度となく、ハンガリーはフィンランドのグランプリと呼ばれてきた。毎年多くのフィンランド人がこのレースの観戦に来るし、青と白の国旗が振られているのを見るのはいつも嬉しい。

2位で終えたドイツブランプリについては、どう考えていますか?
ポイントは良かったし、僕らには強い車があった。暖かい気温が僕らに適していることが再確認できた。ブダペストではたいてい暑い気候なので、良い状況になると思う。勿論、今年の車でトラックを走るまで何も分からない。ドイツでは、僕の無線がうまく機能しなかったし、メルセデスの後ろで身動きが取れなかった。そのことはレースの助けにならなかった。車のパフォーマンスがかなり接近していたし、ハンガロリンクよりもニュルブルクリンクのほうがオーバーテイクしやすい。だから、予選ではうまくやる必要がある。

最後のピットストップを行わないという選択肢はありましたか?
交換しに行ったとき、タイヤはかなり良いと思っていたけれど、どのくらい持つか、レースで何が起こるかはわからない。無線に問題があって、助けにならなかった。僕にはエンジニアたちが訊ねていることが聞こえていたけれど、僕の声はエンジニアに届いていなかった。「こうしていれば良かった」と言うのは簡単だけど、その戦略を試してみない限り、決して確信できないものだ。ピットインしてソフトタイヤに交換して、レース終盤ではセブ(ベッテル)に近づけたけれど、もう少し違ったことをしていれば、僅かに後ろではなく僅かに前にいれたかもしれない。

今回は、ドイツでのこれまでで最高の結果でしたね。以前のレースよりも良い感覚でしたか?それとも、優勝しなければ違いはありませんか?
確かに僕らはレースに勝つためにここにいる。ドイツでは十分な速さが無かったから、勝てなかったけれど、チームにとっては、難しいレースが何度か続いた後だったので、良い結果だった。セブが優勝したからリードを許すことになったけれど、まだ長いシーズンが残っているし、少なくとも優勝を狙って戦うだけの位置を保っていれば、また勝てると思っている。

ブダペストではうまく行きそうですか?
向こうに着く前に予想することなんてできない。求めている結果が得られるよう祈っている。今度のレースの後で休暇に入って、良い結果を携えてシーズン中盤に再充電できればいいけど、一番重要なのは、ポイントを獲得することだ。

 

2013.07.24