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F1 2013 バーレーンGP レースレポート

2013/04/23

BRILLIANCE IN BAHRAIN

砂漠のデジャヴュ、ロータス2位、3位をさらう。

今日は、ロータスファンにとってお祝いの日。バーレーン、サキールサーキットで開催されたFIA2013F1世界選手権第4戦で、キミ・ライコネンが2位、チームメイトのロメイン・グロージャンが3位を見事獲得した。昨年のダブル表彰台の再現だ。

終始身を乗り出して観戦する観客たちが見守る中、ロータスドライバー二人は、首位を狙ってサーキットを駆け抜け、見事な走りを見せた。しかも予選のキミ8位、ロメイン11位という満足の行かないセッションにも関わらず、この目覚ましい結果である。今回もまた、タイヤ戦略がロータスのパフォーマンスの要となった。両ドライバーとも、序盤から摩耗と熱によるデグラデーションに対しタイヤを労り、長めのスティントを選択した。われらが大本命、フィンランド人にとっては、これは2ストップ戦略‐すなわち、貴重なタイムをロスすることなく、コース上でジャンプアップするのに寄与することを意味する。ロメインもまた、周到なタイヤ戦略の恩恵を受けた。加えて、インテリジェントなオーバーテイクによりバトルを重ねて前進し、ついに今季初の表彰台を手に入れた。

キミ・ライコネン 2位  E21-03
「優勝できなかったのだから、決して嬉しいとはいえないが、2位は為し得る最高の結果に近いだろう。最大限の走りをしたし、昨日の予選で欠けていたペースもあったから、結果は上々だ。今日は、セバスチャン(ベッテル)に挑むだけのスピードはなかったけれど、二台ともに表彰台に上がれるだけのペースがあったのだから、チームにとって嬉しいことだと思う。」

 

 

 

ロメイン・グロージャン 3位 E21-02
「表彰台に戻ってくることができて最高だし、チームにとっても素晴らしい結果だ。今シーズンは簡単なスタートではなかったけれど、今週末を通して良い進展があった。やっといるべき場所に戻って来られたよ。車もずっと快適だったし、今日の結果は、これまで必死に作業してきた皆にも相応しいご褒美だ。何度もオーバーテイクできたし、途中二三度ひやりとする場面もあったけれど、本当に楽しいレースだった。11
番手から表彰台に上ることができて心から満足している。僕らはすでに一貫性もあり、全レースでポイントを獲得している。でも、僕らが求めているのは大きな結果だ。今回はそのチャレンジへの素晴らしいスタートとなった。」

 

エリック・ブーリエ チーム代表
「またここに戻って来たよ、2012年の再現だ!期待していたよりも悪い予選結果だったから、今回のほうが一層厳しかった。だが、われわれは、今週末を通してペースを示せたし、今日の重要な場面でスピードを証明できた。スタート位置からすると優勝には全く手が届かなかったが、レース前にはトップ6が現実的な目標だったから、ダブル表彰台は、関係者全員にとって最高の結果だ。ここバーレーンと、エンストンにいるチーム全員のためにも本当に嬉しく思っている。これは、本当に相応しい結果だ。」

喜びに溢れて、わたしたちはヨーロッパ、そしてスペイングランプリに向け出発する。そしてそこにはさらに苛烈な戦いが待っている。現在、ロータスはコンストラクターズ選手権でレッドブルに続き2位、ドライバーズ選手権では、キミがワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルを僅か10ポイント差で追っている。まさにすべてを
賭けた戦いだ。現在の調子から判断すると、今後のレースもスリリングなものとなるに違いない。

 

 

2013.04.23