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F1 2013 日本GP レースレポート

2013/10/16

緊迫を極めた最高の闘い:ロータスの鈴鹿への挑戦

F1ワールドチャンピオンシップチャレンジの過酷な日本ラウンドのさなか、ロータスF1チームドライバー、ロメイン・グロージャンとチームメイトのキミ・ライコネンの勇壮な走りが、ライバルチームを震撼させる。



ロータスF1チームは鈴鹿に挑戦したが、開始と同時に、ロータスが油断のならない、見くびることのできないチームであることを実証した。力強い予選に続いて、ロメイン・グロージャンは、4番手から53周のレースを開始した。ライトが消灯するや否や、ロメインは攻勢に出て、先頭から首位を奪い、1位に躍り出た。すぐ後方で唸りを上げる集団に追い立てられながらも、ロメインは30数周の間、果敢にリードを保ち、黒と金色のファン集団を大いに沸かせた。熾烈な争いの末、ロメインは2位に収まったが、手に汗握る最終ラップで持ちこたえることが出来ず、3位でレースを終えた。

だが、キミ・ライコネンにはまた違ったレースとなった。ロメインが夢のようなスタートをした一方で、キミはスタートを成功させられず、ホイールスピンを起こした。ライトの消灯でロメインが順位を上げたのに対し、キミは11位に順位を落とした。それでも、韓国で披露した元ワールドチャンピオンらしい走りは健在で、持ち前の着実かつ断固たるレーススタイルはすぐに成果を見せる。キミは激しい攻めを開始し、5位でレースを終えた。
キミは177ポイントを保有することとなり、ドライバーズチャンピオンシップで3位を維持し、ロメインは87ポイントで依然として8位を保っている。チームも、コンストラクターズチャンピオンシップで4位を保っている。

  

 

キミ・ライコネン 5位 E21-05

「酷いスタートだった。スタート直後にホイールスピンをして何台かに抜かれた。理想的とはいえない。 でも、レース後半で、なんとか順位を取り戻せた。最後のピットストップの後からは、車は随分良くなっていた。レース後半は、良いレースができたので、それについては満足だ。まあ、ごく普通のレースだったよ。ここではオーバーテイクが難しいから、ポイントが獲れて良かったよ。出来ることはやりきったよ。」
ロメイン・グロージャン 3位  E21-04 「今日は本当にすごく良いレースだった。スタートは最高だった!あんなふうにレッドブル2台を抜くことが出来て最高だった。今年一番の思い出になるだろう。最初のタイヤでの車が素晴らしかったので、どうにか突き放すこともできたけれど、後半はレッドブル勢に追いつかれてしまった。結局のところ、ブルに肉薄できたのは僕らだけだ。僕のエンジニアにとっては素晴らしいホームレースになった。日本に来るのはいつも楽しいし、また表彰台に上がることが出来て本当に嬉しい。」


 

ロメイン・グロージャン、奮闘のすえ、3位表彰台

今日、ロータスF1チームは鈴鹿に挑み、開始早々、ロータスが注目に値し、見くびることのできないチームであることを実証した。予選で力強い結果を出したロメイン・グロージャンは、4番グリッドから53周に及ぶレースを開始した。スタートのシグナルの消灯直後、ロメインは攻勢に出て、先頭車両から首位を奪取し、1位に躍り出た。すぐ後方で唸りを上げる一団に追い立てられながら、ロメインは、30数周にわたり勇猛にリードを保ち、黒と金色のチームのファンたちを大いに喜ばせた。主導権争いの末、ロメインは2位に収まったが、緊迫の最終ラップで持ちこたえきれず、3位でレースを終えた。
だが、キミ・ライコネンはまた違ったレースを行っていた。ロメインは夢のようなスタートをしたが、キミには同様のことは起きず、ホイールスピンを起こした。シグナルの消灯でロメインは順位を上げたが、キミは11位に順位を落とした。それでも、韓国で見せた元ワールドチャンピオンらしい走りは健在で、持ち前の一貫性のある断固としたレーススタイルは、すぐに威力を発揮し、キミは決然と順位を上げ始め、5位でレースを終えた。
キミは、177ポイントとなりドライバーズチャンピオンシップで3位を維持し、ロメインは、87ポイントで8位に留まっている。また、チームはコンストラクターズチャンピオンシップで、4位に留まっている。

 

エリック・ブーリエ チーム代表

「レースでこうした素晴らしい闘いと、2台ともが強さを発揮するのが見られて非常に嬉しい。そのうえ、両ドライバー、ストラテジスト、ピットクルーが見事なパフォーマンスを見せてくれ、トラック上でベストを尽くすことができた。レッドブルを打ち負かすだけの速さはなくとも、今日は、われわれが非常に手強いことを示すことができたし、同時にメルセデスやフェラーリに対しても残り4戦で強力なライバルであることを見せつけることができた。E21の素晴らしい車を作ってくれたエンストンの皆に、本当に感謝している。ロメインがレースをリードする様が見られて非常に満足しているし、またすぐに見られればと思っている。」

 

第16戦は、2013年10月27日に、インド、ムンバイで開催される。