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F1 2014 オーストリア GP レースレポート

2014/06/24

オーストリアGPでは、ロータスF1チームが引き続きチーム一丸となった結果、両ドライバーが71周のレースを完走した。

オーストリア、シュピールベルク・サーキットで開催された第8戦は、チームにとって再び厳しいチャレンジとなった。暑い気候とトラック温度の高さ、さらにはサーキットそのものの起伏が必然的にブレーキに負担を掛け、両ドライバーがトラブルを避けるのは困難だった。 

ロメイン・グロージャンはギアボックス交換により、ピットレーンからスーパーソフトタイヤを装着してレースをスタートさせた。ロメインは早速精力的に仕事にかかり、着々と順位を上げた結果、14位でチェッカーを受けた。 

パストール・マルドナドは、新品のソフトタイヤを装着して13位からレースをスタートさせ、レース全体を通して自分のスタイルを貫き、1つ順位を上げて12位でレースを終えた。ポイントまであと1歩というところだった。 


ロメイン・グロージャン 14位 E22-03
「今日はずっと楽じゃなかった。パフォーマンス全体で苦戦しているのに加えて、レース中にいろんな問題が起きたため非常に厳しかった。ソフトタイヤに交換するために、かなり早めにピットストップすることになったけれど、残念ながら、そのタイヤでもすぐにグレイニングが起き、残りのレースが厳しくなった。これまでを振り返ってみると、チームはいつも何とか最高の復活を果たしてきた。今回は少し大きなビルドアップになるだろうけど、僕らは懸命に働いて望む場所へ戻るために最善を尽くすことになるだろう。」

パストール・マルドナド 12位 E22-01
「車に乗っている僕にとっては、すごく良い週末だった。完走できたことはポジティブだし、今日は持っていたパッケージのほとんどを活用した。低速コーナーではかなりの時間をロスするから、高速コーナーでの僕らのパフォーマンスにより近づけるよう、この分野をもっと改善をし続けなければならない。残念ながら、レース序盤からブレーキに問題があったので、周囲の皆と戦うことができなかった。それでも、レース中、トップ10を走ることができて良かったよ。その後はチェッカーまで、燃料とブレーキをセーブしなければならなかった。シルバーストンは僕らにより合っていると思うよ。」

フェデリコ・ガスタルディ 副チーム代表
 「今日はポジティブな点があった。多くのチームが苦戦していたなかで、2台ともチェッカーを受けることができた。パストールとロメインは、実にしっかりと仕事に取り組んで、車の力を最大限引き出してくれた。今日の走りは称賛に値する。ライバルに対してどこが不足しているかは明らかだから、今後の課題はその点をクリアすることだ。」


次戦は7月6日シルバーストンでイギリスGPが開催される。 

2014.06.24