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F1 2014 日本GP レースレポート

2014/10/07

2014年日本グランプリでの厳しい一日

 

ロメイン・グロージャン P15 E22-03:

ロメインは新品フルウェットタイヤを装着して16番手からスタート、3周目にレースが再開される前に、新品ウェットタイヤに交換した。11周目と21周目、34周目に新品インターミディエートタイヤに交換し、その後43周目にユーズドウェットタイヤに交換した。

 

 

 

 パストール・マルドナド P15 E22-01:

パストールは新品フルウェットタイヤを装着して22番手からスタート、3周目にレースが再開される前に、新品ウェットタイヤに交換した。9周目、22周目に新品インターミディエートタイヤに交換し、その後40週目にユーズドウェットタイヤに交換した。

 

 

 

大荒れの天気の中開催された日本グランプリで、ロメイン・グロージャンとパストール・マルドナドの両ドライバーは無事ホームに戻り、それぞれ15位と16位という結果を残した。

 

レースは開始、終了ともにセーフティーカーに先導され、赤旗や幾度ものピットストップにより中断された。ジュール・ビアンキの事故の後、グランプリは早めの終了となった。

「まず、ジュールのことを思い、彼が重傷でないことを祈っている」とロメイン。「難しいレースだった。ひどいウェットコンディションで、セーフティーカーに先導されてのスタート だったが、水しぶきで視界が悪く、トラックは大量の雨水でアクアプレーニングがひどかったから、赤旗でレースを中断したのは賢明だった。再開後、コンディションは随分良くなったけれど、再び雨が降り出し、適切なタイヤ選びも困難だったし、思い通りのグリップも得られなかった。マシンの状態はかなり良かったと思うけれど、タイヤを早々に使い果たしてしまった。今日は非常に難しいレースだった。」

パストールはチームメイトと同様に「最も重要なのは、今夜はジュールのことを思い、祈り、彼の無事を願っているということだ」とコメントした。「スタートからトリッキーなレースだった」と彼は続ける。「ライバルたちの戦略を予想して、僕らはかなりうまくやっていたと思う。幾つかポジションを上げることができた。後方では大きなバトルがあったし、視界があまり良くなかったから、非常に難しかった。うまく攻めることもできたけれど、同時にプッシュすべきところでは、非常に慎重にならなければならなかった」

副チーム代表フェデリコ・ガスタルディは、ジュール・ビアンキへのチームの思いを表明して一日を総括した。「われわれの思いはジュール、そして彼のチームや家族とともにある。きっと医療関係者たちが、彼にとって必要なことをすべてやってくれるだろう。」と語った。

「非常に難しい天候の下でレースが開催され、誰にとっても厳しいものだった。我々のパフォーマンスに関しては、両ドライバーが非常に厳しい状況の下でも、良い走りをしてくれ、幾度ものピットストップを経て、最終的にホームにマシンを戻してくれた。」

 2014.10.07