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F12013 イギリス GP プレビュー

2013/06/27

キミ・ライコネン、イギリスグランプリに向けて

2レース連続で僅かなポイント獲得となったが、われらがフィンランド人は、シルバーストンでチャンピオンシップへの
挑戦を再び軌道に乗せるべく燃えている。




チャンピオンシップへの可能性は、ここ2レースで少しばかり打撃を受けましたね。このことは大きな懸念となりますか?
確かに、素晴らしいというわけではなかったし、望んでいた結果は得られなかった。ここ数レースは、攻めるよりも生き残れるかが重要だった。そんなことは、誰ひとりとして望んでいない。とは言え、モナコとモントリオールはいずれもストリートサーキットだ。僕らが訪れる多くのトラックとは全く異なっているし、実にいろいろなことが起こる。あの二つのトラックを走ってどうなるかは決して分からない。だがもう終わったことだし、少なくとも僅かだがポイントが獲れた。

常設のレースサーキットに戻ることは、何らかのプラスになりますか?
シルバーストンは、よりノーマルなサーキットだ。今シーズンは、これまで他のすべての常設サーキットで僕らは良い結果を出している。僕らがこのパッケージを携えて、居るべき場所に戻れない理由はない。ただ粘り強くなければならないし、週末を通してベストを尽くし、着実に上位を捉えて行かなければならない。

シルバーストンは、レーストラックとしてどのくらいチャレンジングですか?
シルバーストンは、長くて広い高速コーナーと高いダウンフォースレベルが全てだ。グランプリのカレンダーの中で最も速いサーキットの一つだし、とてもチャレンジングで、流れるようなコーナーは走っていてかなり楽しめる。新しいパーツが役に立つよう願っている。特に高速コーナーでね。そうなれば、良い週末になるだろう。

いつもシルバーストンは好きですよね?
シルバーストンでレースをするのはいつも楽しい。何故だかわからない。あそこへ行くたびに、ノスタルジックな気分になる。
そうだね。シルバーストンへ行くといつもすごく気分が良い。レースをするには最高の場所だし、キャリアが始まったばかりの頃から、僕にとっては良いサーキットだった。僕にはあそこでの長い歴史がある。あそこは、1999年と2000年のフォーミュラ・ルノーでの国際的なレースキャリアの真のスタート地点だ。あの時以来、いつもシルバーストンでのレースを楽しんできた。何故かはわからない。あそこへ行くといつも、ノスタルジックな気分になる。

2007年には、シルバーストンで優勝していますし、合計5回表彰台に上がっていますね。すべてがうまく行ったときの気分はどんなものですか?
シルバーストンで優勝したら、すごくいい気分になれるよ。何もかもを完璧にしなければならない。あそこでは、フォーミュラ・ルノーのときと、F1では2007年にフェラーリで優勝した。あそこでまた優勝できたら最高だね、特にファクトリーが道のすぐ先にあるんだから。きっと、何か素晴らしいお祝いをすることになるだろうね。

イギリスの夏はどうですか?
シルバーストンはいつも風が強い。昨年の予選を見ての通り、雨もよく降る。トラックのコンディションは目まぐるしく変化するし、車のセットアップがよりトリッキーになる。確かに、先頭で走っているときは、安定したコンディションが一番だけど、僕はあんまり気にしないね。天候は、イギリスでレースをする醍醐味の一つに過ぎない。天候がどうあれ、週末を楽しむよ。

チームはどんな雰囲気ですか?
ホームレースに向けて、本当に競争力のある車を得るため、チームは100%の仕事をしてきた。シルバーストンはファクトリーに最も近いサーキットだから、毎年応援してくれているファクトリーの皆とその家族と一緒に、良い結果を祝えればいいね。

 

2013.06.27