Lotus logo

LOTUS CUP JAPAN 2015 第1戦 富士 レースレポート

2015/04/24

 



プロローグ
ロータス・カップジャパンの2015年シーズンが開幕した。昨シーズンはレギュレーション変更などの準備により、1シーズンお休する形となっていたが、今シーズンより再び、新生ロータス・カップジャパンとしてシーズンがスタート。

開幕戦のレポートをお伝えする前に、まずは簡単にレギュレーションについてお伝えしよう。今シーズン最も大きく変わったのは、これまでの2クラスから、4クラスと分類されたことだ。より多くのロータスオーナーが参加できるように4つのクラスへ分類され、さらに改造範囲も大きく改訂された。クラス分けやレギュレーションについては別項をご覧いただきたい。
LOTUS CUP JAPAN 2015詳細ページ

最大のトピックは、新たにエキシージS(Class1)のクラスが新設されたことだろう。


予選
さて、注目の開幕戦は4月19日に富士スピードウェイで行われた。
開幕戦はクラス1が8台、クラス2が3台、クラス3が2台、クラス4が3台の、計16台がエントリー(うち1台が未出走)。ゲストドライバーは、スーパーGT300クラスに参戦する吉本大樹選手(賞典外)を迎え、計15台がピットで出走の時を待っていた。
曇り空のなか20分間の予選がスタート。コースオープンと共に、各マシンが一斉にコースへと流れ込む。レギュレーションが新たに変わったことで、基準タイムが見えないかなか、各ドライバーは果敢にタイムアタックを繰り返す。モニターに映るタイムボードの名前が次々と入れ替わるなか、ポールポジションを獲得したのはゲストドライバーの吉本大樹選手。続いて僅差で続いたのが、今季からロータスカップ・ジャパンに参戦する鳥羽選手。クラス1は2位以下1秒間に4人の選手がひしめく接戦の争いとなった。2クラスは大澤選手が2位以下に大きな差をつけてポールポジションを獲得。3クラスは能見選手、4クラスは佐藤選手となった。

 

決勝レース
雨がポツポツと降り始めてきたものの、本降りまでには至らずロータスカップ・ジャパンの決勝がスタートした。ホールショットを奪ったのはポールポジションの吉本選手、2番手には予選3番手の遠藤選手、そして抜群のスタートを決めたのは山田選手、草野選手と続く。予選2番手の鳥羽選手はスタートで失敗し、一気に6台近くにパスされるという波乱も。早くも2コーナーで遠藤選手が、吉本選手をパス。ハイペースで後続を引き離しにかかる。一方、2クラスは大澤選手が、1クラスの選手を凌ぐペースで快走。3クラスは能見選手がスタートでやや遅れ、4クラスの佐藤選手に先行される。その後、ストレートで能見選手が前に出るものの、1コーナーで佐藤選手が抜き返すという展開が数周に渡って続く。その背後には4クラスの秋葉選手が迫っていた。2番手以下を大きく引き離しに掛かっていた遠藤選手だったが、2番手の吉本選手が中盤から猛スパート。その差をどんどん詰めていく。その後方3番手争いは山田選手、草野選手、そして鳥羽選手がその争いに加わる形に。予選タイム並のハイペースで、3台の争いは激化する。鳥羽選手が3番手に上がり、草野選手、山田選手という順に。1位争いは吉本選手が遠藤選手に追い付き、最終コーナーでパス。そのまま逃げ切る体制に。3番手へ浮上した鳥羽選手は、一時4番手の草野選手を離しに掛かるが、残り2周で草野選手が再び追い付く。ファイナルラップで草野選手が鳥羽選手をパスし3位に浮上する。トップでチェッカーを受けたのは吉本選手(賞典外)、2位遠藤選手、3位草野選手、4位鳥羽選手という結果に。

一方、4クラスの佐藤選手と秋葉選手は、予選でも決勝でも僅差の争いとなり、毎周順位が入れ替わるという激しい戦いを繰り広げる。残り2周で佐藤選手が1コーナーで秋葉選手をパスし、そのまま1位でゴール。2クラスの大澤選手、3クラスの能見選手共に2番手に大きな差をつけての優勝となった。

初戦から激しくクリーンなバトルが展開されたロータス・カップジャパン。次戦ロータスデイでも、再び激しいバトルが展開されると予想する。是非ともロータスデイに足を運んでご覧いただきたい。



 

コメント

Class 1優勝 #22 遠藤 力也 選手
スタートが決まって、2コーナーで吉本選手を抜きトップに立ちました。その後、2番手とのリードが築けたのですが、ギアが入りにくくなりペースを上げることが出来ませんでした。昨年は某ワンメイクレースへ参戦し、今年がレース経験2年目なのですが、優勝ができて良かったです。エキシージSはコントロールしやすく乗りやすいクルマですね。何よりパワーがあって面白い!

 


Class1 ゲストドライバー #2 吉本 大樹 選手

ロータス・カップジャパンに出場させてもらうのは、これが2回目。エキシージSには、金曜部に初めて乗せてもらったのですが、とても楽しいクルマですね。パワーがあるので丁寧に扱わないといけないし、ごまかしのきかないクルマです。正直難しいのですが、逆にそれがまた楽しいですね。このクルマを扱えれば、きっと他のどんなクルマも乗れると思います。また是非出てみたいですね。




次戦は5月10日、富士スピードウェイで開催されるJAPAN LOTUS DAY 2015の舞台での特別戦となる。

リザルトページ   フォトギャラリー

2015.04.24